子どもの時
デパートで買ってもらったばかりのカップの包みをしっかり手に持ち次のフロアで落として割った




翌日は幼稚園の卒園式


父母会記念品の箱をあけると形はちがうがまるきり同じ絵柄のカップが現れた




居合わせた母はすでに記憶がない


いずれ私も忘れるだろう






棘にチクリとしながら


野薔薇を入れみた