7/16 梅雨寒
音楽のある風景・・・後姿
梅雨とはいえ、暑いのか寒いのか自分の体感さえ来るってしまいそうな不可解な天気が続きます。
本当は5月に投稿のつもりでしたが、手元が忙しくなったこと、そして、何と新聞朝刊一面に勤務する会社の不祥事が大きく報道されてしまい、その対応など様々あり(その件についてはまだまだ落ちつかないのですが)色々なことが後手に回りました。しかしそんな中でも「今年の目標」であった両親を旅行に連れ出す!を少し叶えることができました。ただ遊びに行く、だけでは中々言うことを聞かない両親でしたから「株主総会に出席するから」という大義名分を掲げ写真のように浅草を歩いたり、築地場外で食べたりしてみたんです。輝子は体力が落ちているので思うように歩けないため、輝子のペースで父が手を引き私が後ろをついて行くようにしました。無事に行って帰って来れたので今から来年の旅を夫婦共々語っています。闘病ばかりでは気持ちが疲れ、身体 も疲れ、家族に波及し、後悔が増えるのは絶対良くないから、行って良かったと私も満足しています。近い未来に明るい希望を持っていられるのは、とてもいいな。
梅雨明けはもうすぐでしょうか。夏らしい1曲を写真につけてみました。
ピアソラ作曲:ブエノスアイレスの四季より「夏」
この曲、ヴィヴァルディの四季から「冬」のメロディを使っています。だってだってブエノスアイレスが夏ならヨーロッパ地方は冬、ですから。
ちょり
4/30 黄金週間の真ん中
音楽のある風景・・・平成時代の終わり
どちらかといえば少し寒いかなと感じる連休前半です。皆様体調大丈夫でしょうか。
言わずと知れた、今日は平成の大晦日ですね。連休中も仕事の私はごく普通に一日が過ぎました。ここ数日は平成天皇皇后様のご活躍ぶりを報じるメディアばかり。皆様それぞれにこの30年を考えてみられたのではないでしょうか。
映像につけた曲は『君が代』。
別のところで時々書いているブログで、「君が代」っていい曲だと書いたら噛み付かれた(天皇崇拝擁護派なのか!この歌の元で戦争が起きたのを知ってるのか!と)事がありますが、案外皆様「きみがよ」の意味をご存知ない、んですね。
諸説ありますが現在一番信用できる説として紀貫之がまとめた新古今和歌集の祝賀の短歌あたりに、君が代が出てくるんです。
日本書紀によると日本を作った神様はイザナキとイザナミ、すなわちキ&ミです。
二つをあわせて「君(きみ、くん)」と呼ぶことで相手を尊敬していることになるのです。その尊敬に値するものの時代が1000年も8000年も続く~っていう歌です。
諸外国の国家は強く勇ましく戦争に勝利するという内容が多いですね。
君が代はそんなこと歌ってないし、超シンプルで静かなメロディが私は好きです。日本の国歌で凛々しい行進なんかできませんからね。天皇ほどには出来ないけれど幸せを謙虚に願う、一個人でありたいと、思います。
ちょり
2/24 春めいて飛び立つ
音楽のある風景・・・引退、卒業
12月に2018年とお別れしたばかりなのに世の中では3月にまたお別れのシーズンがやってきます。
地元のスターだった吉田さおりさんがレスリングから引退をして今後はアスリートではない人生を歩まれます。アスリートは確かに旬というものがあるので、いつかは道を変えなければならない運命ではあったと思います。しかしきっと次の道は今までの経験がものを言います。記録は必ず、いつかは破られるものです。それを喜べる人生を歩んで欲しいですね。
1月30日、ラケルさん(犬)が15歳で永眠いたしました。
引退も卒業も
これからが、ある
人たちの区切りです。
いつかは生きる場所を変えなければならない区切りは、分かっていても置いていかれた私たちが混乱します。
まだ、気づけば、いつも寝ていた場所に薔薇の香りがするお線香を焚いています。
しかし、楽しければ笑い眠たいと思えば寝るようになってきて、ラケルさんの存在を生きていた頃とほぼ同じくらいに感じられるようになりました。
けれどその場所に、ラケルさんはいません。
写真には、ラケルさんへ捧げたい曲として
ハチャトゥリヤン作曲バレエ音楽スパルタクスより2番アダージョ
をつけました。
まだ寂しくて、ごめんなさい。
ちょり
12/31 平成最後の大晦日
音楽のある風景…Be cool!
本年も大変お世話になりました。年2回しかないのか2回もあるのか、で思いはそれぞれです。皆様はどちらでしょう。メタクシュはさほど大きなイベントではないのかもしれませんが「締め切りのある事」が日常にリズムを持たせるのは確かです。しかも皆様は表現者ですから心の持ち方と置き方には細心の注意を払われているのは作品からよく分かります。これからも敬意を持って拝見させていただきます。
年末寒波で東北・北陸は混乱したことでしょう。油断大敵ですね。毎年ながら厳しさの中で新年を迎えられることと思います。是非何事も無く。
30日にボイストレーニング納めしました。写真につけましたオペラ「魔笛」より夜の女王のアリア「復讐に燃え」を練習してきました。学生時代以来手をつけなかった曲ですが大曲で今年を終われた事はとても幸せで、しかも来年はモーツアルトメモリアルイヤーです。またモーツアルトを見直そう!難しいから嫌いだけど(笑)
夜の女王は悪役ですね。魔笛のストーリーご存じない方にざっくりと…えーっと正義の味方太陽の王様と悪の枢軸夜の女王の対決!という物語。この曲を歌うときにはちょとしたコツがあります。歌詞(セリフ)を全部関西弁で考えるととっても歌いやすいです(あくまで私の感想です)。
“何をノコノコ敵に「おおきにぃ」言うてんねんアホか!殺して来い!イテもうたれ!ブスっとやって来んかボケ!出来へんのやったらお前みたいなもん娘ちゃうわ”
と、思って歌ってます(笑)
今年は私はとても素敵な言葉に出会いました。
自分を表現する、とは、自分の心の断捨離
なるほど。今までずっと持ち続けている喜怒哀楽は「表現する」ことで一旦処分しないと私の中に新しい喜怒哀楽は生まれてこない。人はどこかで無意識にそれを分かっているはず。だから悪役って好かれる。かっこいいですよね。
悲しいけれど四六時中私は、いい子じゃない優しいおばちゃんじゃないし穏やかな淑女でもない。60分のうち最低5分は悪人になっています。あ、今私悪い人だと思ったら反省もしつつ、夜の女王のように来年はクールにスマートに振舞いたい。
来年もかっこいい皆様を拝見できますように。
ちょり
12/12 今期最低気温を記録。さ、寒いっ
音楽のある風景・・・夜空
気がついたらもう今年もあとちょっと。
本年を反省する時期が来まして、反省したらもう150mくらい穴を掘ってもぐりたい大失態などあってつい泣きたくなるのを払拭するために忘年会などあるんでしょうけれど、友達でもなんでもない人と騒いで何が楽しいんでしょうかねぇ。
涙が落ちてくるのをぬぐいながら晴れた冬の空を見ると、星が、月が冴えて近いですね。街のイルミネーションにはない、私をそのまま受け入れてくれそうな特別な光があるように思います。きんさんの写真を拝借して今日の音楽はドビュッシーの「月の光」です。今年はドビュッシーの生誕100年記念の年ですから年内にドビュッシーは乗せたかったです。
楽譜を見れば掟破りの美しい旋律。印象派の絵画を同等に語られますが確かに彼の音楽は“輪郭を持たない”魅力が満載です。坂本龍一氏も彼の音楽を研究している一人。ピアノ曲と声楽曲、それぞれ「月の光」を作曲していますが、元ネタは同じフランスの詩人ヴェルレーヌの「月の光」という詩から。
明るくてまあるい月が大好きでしたが、大学時代、このヴェルレーヌの詩に出会って月は物悲しいものだと知りました。そう思って月を見ると、ああ何と悲しくて美しい!
君の心の風景は独創的な絵のようだ
魅惑の仮装行列が行進し
縦笛を吹き踊る人が描かれているが
仮面の下には悲しそうな表情がある
短調の調べに乗せて
愛や命を歌っているが
幸福そうな顔には見えない
歌声は月の光に溶け込むばかりだ
静かな月の光は悲しくも美しい
小鳥たちは木の枝に夢み
噴水は恍惚にむせび泣く
大理石の像の中の繊細な水のほとばしり
ちょっと、待ってねと・・・
ちょり
11/6 秋の夜長、虫の音もなく
音楽のある風景・・・金メダル
気づくともう、というかまた、カレンダーが残り一枚になっていました。無くなるまでのマス目を納得して埋めていきたいところです。終わりよければすべてよしなので素敵な終わりが待っているといいな。
この11月は私の両親が金婚式を迎える月です。重いですね。たった一人で50年を生きるわけではなくて他人同士で距離のバランスを保ちながら時に前に後ろに、時にぶつかり時に携え向かってくる出来事を一つ一つクリアしていく日々の努力は金メダルに値します。50年…どんなご家庭でもそれは決して当たり前ではありません。私のようにパートナーに対しての思いやりが持てない人間には50年を重ねる事は出来ませんから。でも誰も両親を讃えてはくれませんから私が讃える事にしました。写真はウィーン金貨“ハーモニー”。これは自分へのご褒美で買った1/10オンスですが金婚式当日の11/24には父と母に1/2オンスをそれぞれ金メダル代わりにプレゼントします。
本当は1オンスを贈りたかったけど、予算が組めなかった(泣)。写真につけた音楽はガブリエル・マリーの、その名も「金婚式」という曲です。原曲はオーケストラですが色々なアレンジがあるので、今回はフルートで。
最近、金の相場も毎日見てます。投資に詳しい方ならご存知ですが「有事の金」という言葉があるそうで、金の価格が爆上がりするということは、世界のどこかで戦争が起きる、か起きているということなのだそうです。
今日も平和でよかった。
ちょり
9/28 昨日は寒いくらいの夜
音楽のある風景・・・ラブレター
メタクシュ準備いつもありがとうございます。
こちらも日中の気温が大体25度前後で落ち着き、本当に秋が来た気がします。涼しくなると「秋だよね、嘘じゃないよね」と空に問いただしたくなります。それくらい今年の猛暑は強烈でした。
ナントカの秋って、人の数ほどあるように、秋は喜びも悲しみも渦を巻くその狭間に人々は衝動的に年末に向かって駆け抜けていく一瞬があるようです。
私も過日は千葉県のホキ美術館で感覚の不思議体験をおなかいっぱい味わってきました(月代さま、すぺしゃるさんくす!)でも写真はホキ美術館じゃなくて地元名古屋にありますヤマザキマザック美術館所蔵のフランソワ・ブーシェ作の恋文という絵です。
走る速さを鈍らせるのは、秋の雨とともに降ってくる人を恋う心。好きな人、いる?
今回の曲はグリーグ作曲「君を愛す」。グリーグが妻へ献呈した短い、でも本当に素敵なラブレター。詩は何と!童話でおなじみのアンデルセンのものです。
ぜひ覚えて欲しい1曲です。
君こそは私の想い 私の現在、私の未来! 君こそは私の心のこよなき幸福!
君を愛す この世の何にもまして 君を愛す 今も、そして永遠に!
君を想う、君を想うことしかなく 君の幸せにのみ この心を捧ぐ
神が生涯の運命をいかにお定めになろうとも 君を愛す 今も、そして永遠に!
ちょり
災害色々ありますが、皆様ご無事でしょうか。
のんきにも9/19千葉県のホキ美術館を散歩しようと思います。台風来たらキャンセルですが。遅い自分だけの夏休みです。9月末からずっと休止してた声楽も再開させる予定です。豊中市行くゾー
ちょり
8/14 お盆と白球と、薄給
音楽のある風景・・・甲子園
我家の朝刊は朝日新聞なので見開きドドーンと高校野球です。さすが最大スポンサー朝日新聞様。しかもカラーで。
夏休み真っ盛り、私も連休をいただいており、ほぼ留守番に徹しています。私と高校生の姪以外は家族旅行中です。連休で有休消化。こういう時じゃないと消化できないから最低賃金だけは確保してお休みさせていただいております。
過日、ネットのトピックスで最近甲子園応援ソングの曲がかなり様変わりしていると、ありました。テレビでやってたのかな・・・で使用楽曲を見ると、なるほど、山本リンダさんの狙い撃ちとか宇宙戦艦ヤマトとか、もう無いんですね。古い(笑)
そう思ってよーくスタンドのブラスバンドを聞いてみると、すぐ耳に入ってくるのはX-JAPANの「紅」。あと昔から使ってるイルクンバンチェロっていう曲とかですね。使用楽曲人気ランキング1位に輝いたのは写真につけましたアフリカンシフォニーという曲です。吹奏楽は疎いので調べました。そしたらこの曲ってV・マッコイさんの作曲なんですね。V・マッコイと言えば「ハッスル」です。ディスコミュージックとはいえ、キュートな響きとノリは私も大好きです。そして写真につけたアフリカンシンフォニーは、後に映画音楽の大家H・マンシーニもカヴァーしたそうです。吹奏楽用に編曲したのは日本ポップス音楽の父と言われる岩井直溥先生でした。
白球眩しい甲子園。ちなみに地元は10-0であっさり1回戦敗退でした。
ちょり
7/31 猛暑酷暑極暑激暑!
音楽のある風景・・・峠越え
日付が前後しますが、去る7/8、一つ資格試験を受験し、めでたく本日合格通知を受け取ることが出来ました。私事ですがこの7月は色々忙しい月でした。
月末の朗読発表会に向けての練習や打ち合わせ、そしてこの試験勉強、さらに私は現在登録販売者資格を持ってますのでスキルアップのための講習受講も義務としてありますので薬学の勉強、母の通院2病院などなど。暑さも辛かったですね。そして今月末でやっと乗り越えられた実感を味わっています。
めでたしめでたし。で、写真につけたのはヘンデル作曲“メサイア~ハレルヤ・コーラス”。んもうこんな気分でした。あ、この受験した「健康予防管理専門士」は国家資格ではないので、内容も実はさほど難しくはなかったんですが勉強は、やりにくかったです。この合格通知、点数教えてくれるんですね。まあまあですよね(笑)で、一体これは何かというと・・・私もよく分からない。試験問題を見るに健康診断の検査結果見て、受診してねとか、これくらいなら様子見でOKよとかアドバイスするもの、だと思います。いいのか?こんな認識で・・・
ちょり
7/24 読むうたう
本日、音楽には特に触れず自分の宣伝のみでーす
発表会の準備が整いました。
まだまだ初心者ですから上手じゃないですが教室の理念である「心が振り向く朗読」をめざして頑張ってきます。
私の出番は第2部で宮沢賢治「どんぐりと山猫」を7人で分担読み。可愛いお話なのでかわいい印象をもっていただけるといいな。
ちょり
7/13 ちょり誕生日
音楽のある風景・・・父
今年も誕生日となってしまいました。46歳。独身じゃなければそろそろ子供たちが独立を・・・という年齢です。そこまで生きてきてしまいました。いいのか悪いのか分からないままですが、本当に僅かしか出ない優良納税者という肩書きがあって、堂々と道を歩かせていただいております。
先日の七夕飾り、職場近くにも色々笹に願い事がありました。その中に「ママのヒーローになりたい」と。しかし例年「パパのヒロイン(もしくはお嫁さん)」という短冊はありません。これはひとえに母親の陰謀です。子供に悪戯や粗相があるとママは決まってこう、叱るんです「そういう悪いトトコは全部パパそっくりなんだからっ!」。なのでもし小さい女の子のお子さんがいるパパさんはママのいないところで娘をこう、叱りましょう「そういう口答えばっかりのトコは全部ママそっくりだ!」(笑)。
誕生日ということで私ルーツ、父を少し語りますと今年77歳になります。昭和16年生まれ。
熔接工として自営業でした。市内の更に田舎から田舎娘の母を嫁にもらい、家族を背負う程度の責任のみを果たしてきました。5人兄弟の4番目、甘やかされて育った父はノリが軽くお祭り好きで人当たりも上手です。言い方変えるとチャラいんです。子育てにしっかり加担したわけではないので、私も私の兄も母寄りの考え方を持っているほうだとは思います。だから適当すぎる父を子供の頃は大嫌いでした。でも、父もこの年になったら歌の通り、適当な責任感を背負って生きてくれたらそれでいいと思えるようになったので、適当な人に目くじらを立てることのない人間になれたのも、まあ、父の教育のおかげなんでしょう。父に今、言うことがあるなら「たまにはありがとうと言え!」
言ってくれたら、私もありがとうを言ってやる(笑)
ちょり
6/19 昨日の地震は凄かった
音楽のある風景・・・待っている
6/18大阪北部震源のM.6以上、震度6の地震がありました。幸いにも私の友人知人恩師は全員無事の確認がとれて一安心でした。通信規制が入るであろう事態でしたが、返事を待っている間はとても不安ですね。逆に連絡できないのももどかしい。私の地元は電車のダイヤが乱れただけで何も無かったです。命に関わる何か起きたら誰かに素早く連絡してあげてください可能な限り。
「待つこと」は良くも悪くも心臓に負荷がかかりますね。楽しみに待ちわびることもあれば歯の治療順番を待っているくらいの嫌なものもあります。いつか「待つ」がメタクシュのテーマになるかもしれませんね。でも待つことに“美”を置く日本人って、きっと珍しがられたのでしょう。その代表がプッチーニ作曲オペラ「蝶々夫人」~ある晴れた日に、です。(文字クリック。あらすじ見れます)
ピンカートンは本国本妻をつれて蝶々さんのところに現れ、蝶々さんは子供を本妻へ託して自刃します。プッチーニの作品は泣けるものが多いですが、逆にロッシーニ作曲のオペラは笑えるものが多いです。だってロッシーニって作曲を「飽きた」と言って辞めてから料理人になった変な人ですから(笑)ステーキにもロッシーニ風、ってありますね。あの見るからに高カロリーなヤツ(笑)。
今回は、泣け曲プッチーニで。海の見える丘から、誰かの切ない思いは届きはしないのに、飛ばさずにいられない。待っているから、待ちましょう、そのときを。
ちょり
5/29 to you...
音楽のある風景・・・陰のうた
5月メタクシュ、お疲れ様でした。手ごたえは如何でしたでしょうか。
今回はお天気がちょっと残念でしたか、しかし雨が連れて来るご縁というものもあり、時折の晴れ間が一層に美しくなります。次回のメタクシュにむけて皆様の歩みが雨に恵まれ光に照らされ、嵐になれば守る大樹があり心を刺す傲慢な光から救う陰が、そこかしこにありますように。
暑さに晒されると心地よい風が欲しくなるかもしれませんね、私の職場はビルの谷間なので常に埃を含んだ心地の良くない風が吹き、俯いてつらそうに人が歩くのを見て、ああ、とつばを飲み書類を見つめるお仕事をする日々です。
月代さま、お写真ありがとうございます。風など要らないまさにOmbra mai fu(愛しい木陰)。写真につけました曲のタイトルです。ヘンデル作曲のオペラ「セルセ」より、国王セルセが片思いする女性の歌声が風に流れてきたのを聞き、彼女恋しさと嬉しさを静かに思う歌です。
映像には付加されていませんがレチタティーヴォ(台詞の詠唱)があって、このメロディーに入ります。“ラルゴ”という愛称で親しまれるこの曲。いただいた写真そのものだなぁと。
ヘンデル作曲の時代は、まだカストラートさん(去勢された男性歌手)が現役でしたので女性向け旋律を男性が歌います。国王セルセもカストラートさんの持ち役です。現代では人権問題によりカストラートさんはいませんが、発声訓練にて、男性がこの音域を歌うのは可能です。
(レチタティーヴォ)私の愛するプラタナスの柔らかく美しい葉よ 運命はお前たちの上に輝いている
雷鳴や稲妻や嵐が 決してお前たちの平和を乱すことのなきよう 貪欲な南風も、お前たちを冒涜することのなきよう
アリア:Ombra mai fù di vegetabile, cara ed amabile,soave più
樹木の蔭において これほどいとおしく優しく愛らしいものはなかった
熱中症、気をつけなきゃ、ですね。皆様もオンブラ・マイ・フ・・・Largo(ゆったりの意味です)で晴れのひと時を!
ちょり
5/12 花粉症が去って、はしかが来る
音楽のある風景・・・おかあさん
5/13は母の日ということでお店では母に感謝せよ的なバーゲンセールやってました。時々思うの。大切な人への贈り物ってそんなに簡単でいいのかなって。例えば婚約指輪が質流れ品だったらたとえ高価でもちょっとイヤじゃない?本気プレゼントは、いつまでも重みがあります。だから結婚指輪は案外大事なもの。薬指につけるのは、諸説ありますが五本指の中で薬指だけが交感神経支配なんです。分かりにくいですね。緊張しててドキドキ抑えリラックスしたいときは薬指以外の指をほぐしてみてください。逆にシャキッとしたいときは薬指だけマッサージしてください。意識が目覚めます。薬指に指輪のような異物があると家族や伴侶を無意識中でも忘れにくいのです。
写真は私が毎日使っている腕時計です。実はそんなに安くない時計です(私にとっては)。当初は5万円以上してたと思います。母からのプレゼントでした。
離婚して実家に戻り、まず考えたのは「自分の生活を律する」必要があるということ、そしてPTSDのようなうつ発作と戦う心構えを持つこと。後遺症のような自傷行為欲求と戦いながらパソコン教室に行って、軽い事務作業が出来るようになって現在の職場に就くことができました。そのときの就職祝の時計です。こんな高い時計びっくりしました。心の天秤が振りきった重みを感じ、背を支えられて、現在も私はいます。
ベルトのサイズがね、合わないんです。緩々です。時計を私に内緒で買いに行き、サイズを聞かれて分からなかった母は「とりあえず、私のサイズで」と母の手首サイズで調整してきたと。自分で調整してちょうだいと言われたけれど
いいの、このままで。これからも、このままで。
写真につけた音楽は映画「パッション」のアヴェマリア。俳優メル・ギブソンが私財出して作った聖書になるべく忠実な映像を保ったキリストの苦悩をマリア目線で描いています。
恵み溢れる聖マリア、主はあなたとともにおられます。主はあなたを選び、祝福し、
あなたの子イエスも祝福されました。
神の母聖マリア、罪深い私達の為に、今も、死を迎える時も祈って下さい。
アーメン。
そんなちょりの母の書、メタクシュで見てくださいね。
ちょり
4/17 春の雨、冷たくも優し
音楽のある風景・・・鈴鹿
誰にも文句は言わせません。私ペーパードライバーです。てるちゃんが体調を崩すようになってからは時々ハンドルを握るようになりましたから私ほぼペーパードライバーです。
でも1人で運転は殆どせず、てるちゃんを買い物とか病院とか連れて行く程度なので、週に1回がせいぜい。それで事故らないのは私の運転が上手だからか、ものすごーくみなさんの運転マナーがいいか、私の悪運が強いかの、どれかです。車は大嫌いで、運転も嫌い。幼い頃に酷い車酔いをする癖があったせいです。今は子供の頃ほどではないですね、対処が出来るようになりましたから。てるちゃんは時々の私の運転でジェットコースター並のスリルを楽しんでいます。
三重県の有名なもの、神宮に続いて鈴鹿があると思います。車好き、モータースポーズ好きな方には聖地です。車も三重ナンバーより鈴鹿ナンバーのほうが、ちょっとカッコイイですよね(写真は今日スーパーの駐車場で見つけた車のを頂きました)。そもそも興味ないからF-1コースの空撮を“ナスカの地上絵のパクリ”と思ってたくらいなのでその凄さは、F-1やバイクの8耐シーズンでしか感じることはありません。見に来る人で道路も電車もホテルもすべて渋滞満室になります。今からが鈴鹿のハイシーズンになりますが、オフシーズンにはF-1レースのコースが一般に開放されることがあります。今もやってるのかな、自家用車でコース走れるそうですよ速度制限はあると思いますが。
ちなみにいすゞ自動車㈱の拠点は伊勢市。神宮をまたがる神々しい五十鈴川のある町で、工場は誕生しました。鈴鹿はいわずと知れたHONDAです。愛知にはTOYOTAだから自動車地方ですね。
写真につけましたのはやはりT-SQUAREの“Truth”です。
出品の皆様、メタクシュに向け、エンジン、全開っ!
がんばってください(^.^)
ちょり
3/27 ソメイヨシノは八分咲き
音楽のある風景・・・始まりを始める
写真の凝視はご遠慮願います(笑)と言っても分かりにくい。青い服の私、白のスーツがかわいい友だちのリカちゃんとパチリ。大学の入学式後です。こんな写真、残ってた。恐ろしい(笑)
昨日、姪の中学卒業甥の小学校卒業と進学お祝い、のようなもので、じぃ&ばぁと兄一家で御寿司屋さんへ。帰宅したら「もうアイツら、連れて行ってなんかやらん(怒)」とじぃが言うので聞いてみると大人4人子供3人の7人で2万円超の金額になってしまったのだとか。そりゃしょうがないでしょ、甥っ子これから中学生よ甲子園が夢だし全身胃袋よ!しかし成長を喜んでばかりも居られなかったみたいでした。節目には必ず散財が待ってます(笑)
私も入学式に着ていく服くらいは自分で買おうと、高校卒業後すぐ百貨店でアルバイトをしました。催事場の雑務でしたが、ナントカこの服買えました。私が通う大学はお金がかかることは分かっていたので洋服代、教科書代くらいはバイトで稼いでおこうと考え頑張った春がありました。
始まりを始める、音楽では“序曲”というものがあります。お芝居・オペラまたは本編音楽の始まる前に演奏する音楽のことです。お客様が着席されるまでのBGM。おまけの音楽的性格ですが、序曲にはとても秀逸な音楽が多いのも事実です。写真につけたのはチャイコフスキー作曲「1812年序曲」。この曲も根強いファンが多いですね。何故自衛官かって?6分くらい経つとその理由が分かります。だってチャイコフスキーの指示だもん仕方ない。
演奏始まって7分目をお楽しみに。
ちょり
3/4 春が来たどこに来たここに来た
音楽のある風景・・・身勝手勝利?
庭先に木瓜が!次々ボケてきました♪岩手な皆様には申し訳ないくらいに暖かく日中は気温が10度を超えます。三重県南部では土筆が最盛期だそうです。春めいた光に思考力が奪われてしまいそう。冬眠から目覚めた輩はきっと寝坊したいに違いない。
ほぼ地元、フィギュアスケート宇野君が銀メダルで愛知県が本当に盛り上がってます。
寒い地域ではないけれど、浅田真央ちゃんの母校中京大学には、真央ちゃん、村上佳奈子ちゃんなどプロスケーターのために通年使用可能なスケートリンクがあります。宇野君も通ってますね。
ところで荒川静香さんによって妙に人気になったこの「トゥーランドット」というオペラをご紹介しておきましょう。自分勝手キャラばかりで物語が進んでいくツッコミどころ満載オペラです。
時は昔の中国北京。絶世の美女でありながら残忍な心を持つトゥーランドット姫は、求婚する相手に3つのナゾナゾを出し、全問正解で結婚するが間違えたら死刑と、次々求婚者を殺害していきました。ある日ダッタン国の王子カラフが姫に一目ぼれし素性を隠して結婚を申し込みます。もちろん三つのナゾナゾは・・・何と正解してしまいました。
しかしトゥーランドット姫「やっぱ結婚やだー」とダダをこねます。王子はそこで「じゃ、僕のナゾナゾに君が正解したら、僕は消えてあげよう。正解できなければ・・君の国民を全員殺す。さて問題です。僕の名前は何でしょーかっ?」と言い放ち、姫は「ヤツの名前を知ってる者を逮捕しろ」と家臣に命令、王子の女奴隷リュウちゃんを拷問しますが王子に片思いしてたリュウは「言うくらいなら死んでやる」と切腹自殺しちゃいます。結局トゥーランドット姫は降参。王子は姫に「カラフって言うんだ~」と素性を名乗りトゥーランドット姫は「貴方の名前は“愛”」と呼び「ごめんなさい、貴方を愛して生きていきます」と誓い合ったのでした。めでたし。
・・・って・・・なんだコレーーーっ!!
スケートで採用したこの曲は王子カラフが「絶対わかんないもーん、ボクの勝ち~」と歌ってるシーンです。案外酷い内容です。内容酷くても音楽よければ、こうなるんですね。
でも、この曲は実はプッチーニの作曲ではありません。プッチーニはリュウ自殺までを書いて亡くなっています。その先は紆余曲折あってF・アルファーノという作曲家が完成させています。
個人的趣味で私が大好きなテノール、ジョン・健・ヌッツォさんを写真につけました。
ちょり
2/23 春が来たっぽい気がする
音楽の風景・・・民族のDNA
三寒四温の頃ですね。でもまだまだインフルエンザ気をつけてくださいね~。
さて前回も書いたように東京へ音楽探しをしてきました。「恋」テーマの際に“初恋”という曲をつけさせていただいたんですが、行きましたコンサートはその作曲家「越谷達之助の作品だけしかやらないコンサート」でした。学生時代からずっと“いいメロだなぁ”と思っていたのですが、プロはなかなか取り上げない作曲家です。詳しく勉強する機会がなくて、たまたま見つけました。でコンサートは愛弟子さんたちがMCでしたから「越谷先生はこう思って書いた」と作曲エピソードをお話くださり、私本当に適当にしか楽譜を読んでなかったなぁと反省しきり(月代様すぺしゃるさんくす)。そこで語られたのは「日本人らしく、とにかく日本人らしく」とのことで写真の楽譜も越谷作品の一部ですが、音、細かいですよね~。これ長唄の節回しのイメージなんだそうです。でも、もしこの楽譜を西洋の方々が演奏するとそれはそれで美しいキラキラした音符が響く音楽になる気がします。
どっちがいいのかなぁ~でも日本人だから日本人らしい音表現を追及するべきなのでしょうね。そのほうが越谷作品は生きるし、この曲も桜の曲だから儚さが深くなるかも。
民族固有の音楽ってどんな国の人のものでも他民族から見ると尊敬いたします、とても“民族の血”には叶わないなと思うので。写真につけた音楽は黒人ソプラノ歌手J・ノーマンさんとK・バトルさんによる黒人霊歌「ものみな主の御手に」です。血が歌う、というのはこういうのを言うんですよねきっと。
ちょり
2/6 雪の無い冬ばかり。
音楽のある風景・・・おら東京さ行くだ!
毎年節分の頃、てるちゃんとお参りします京都・鈴虫寺に行ってきました。東京じゃなくて、今日は京都。
以前のテーマ「三重まる」のときに作品のヒントとなればと“円相”という禅宗の考えを教えていただきました。
色々説法いただき、言わんとするところは宇宙だったと思います。
今年は今回のテーマが嘘ということで嘘にちなんだ説法をリクエストしたんですが、説かれたのは「おもいやり」とのことでした。鈴虫寺って何?ということで今回は写真に鈴虫寺の紹介動画をつけました。京都は今観光ばっかりの人で溢れていますが、説法をいただけるお寺は実は、少ないです。がんばって来てみてください。
お願いごと?「いい音楽と出会わせてください」です。
願うばっかりじゃ叶わない、叶える努力は必要なので2/18、東京へ演奏会を聞きに行きます。関東圏のみなさーん、ご一緒にお茶でもしませんかー?って私に確約が出来るかどうか・・・東京駅前のコンサートホールなので気負わずに音楽探しします。
ちょり
1/30 節分が来れば受験戦争の開始
音楽のある風景・・・寒い以外に何も無い
やっと三重県の風景もこういう冬っぽい画を載せられるようになりました。かなり降った先日の、通勤バス停留所から近所の神社の鳥居です。毎日は降りませんよ。日中もだいたい気温は3~5度くらいですから。夜は-3度くらいになります。四日市の雪は滋賀県の方角から風に乗ってやってきます。何度も紹介してる自分のエピソードですが、大学受験を思い出しますよ。オールナイトニッポンでユーミンさんが「大学受験に行った帰りにきれいな雪がわーんって降ってきて“落ちた”と思った。でも何故か雪を見たことで悔いは無かった、っていう自分の先生のエピソードを事前に聞いてたの。私の受験のとき、雪が降った。私は雪を見て受かったと思ったわ!」と話していらして、私のときも、かなり雪が降りました。そして・・・合格でした。
私の姪っ子は高校受験を控えて不安だと思いますが戦ってるのはあなただけじゃないんだから自分の戦いには悔いのないようにと願います。
写真につけた曲は、友人が「ちょりだ~」と言い大正解だと思ったので、くっつけました。演奏してるのが打首獄門同好会さん。面白い子たちだなぁ(笑)私も頑張ってるってば。
皆様の日々に、そして我が姪に勝利あれ!
ちょり
1/16 冬っぽくて、冬っぽくない
音楽のある風景・・・白鳥
お正月もナンダカンダで忙しく過ごした私は、お正月気分が抜けた今現在が、一番心拍数が穏やかになってる気がします。
本日は真冬の時期なのにとても晴れて暖かかったので、お布団を干せました。ちょっと幸せです。
冬なのに冬っぽい絵が無いので・・・と思ってたら絵葉書でブリューゲル二世の絵がありました。スケートをする人たちと鳥罠のある冬の風景、という題がついてます。
冬の風景の一つは渡り鳥でしょうか。三重県には来ないですが、過日亀が森ワイナリーオーナー様の大和田様から「白鳥がいますよ」とお手紙をいただき、北の地方の冬を想像いたしました。湖面をスイスイと行く白鳥はとても優雅ですが、「その足元のもがきは品が無い」といった言及をしていたのは、確か向田邦子さんでしたか。足のバタバタは、確かに美しいとか優雅からはとても遠いです。人間が白鳥に対して勝手な文句を言うのですから白鳥にしてみれば迷惑な、お話ですね。
写真につけたのはバレエ「白鳥の湖~黒鳥のグランフェッテ」です。(黒鳥の32回転)白鳥の姿に変えられたオデット姫と瓜二つの悪魔の娘オディール。王子は愛するオデットと間違えて、黒いドレスのオディールに永遠の愛を誓ってしまうシーンです。悪魔の娘オディールの足技の凄さに、目が回りますね(笑)
ちょり
2018 1/2 “年始”をはじめるぞ!
音楽のある風景・・・年末年始ガーシュウィン
今年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。
12/31滋賀県にあります「びわ湖ホール」にて22時からジルヴェスターコンサート行って来ました。オーケストラでカウントダウンですね。
格式高いコンサートホールが大晦日だけは1万円以下のチケット代で、しかも一流演奏家が弾けまくって演奏する笑える年越し。1年の中で最もお買い得なコンサートです。司会者は桂米團治さん、桂米朝さんの息子さんで、落語家さんです。
今年はメイン演奏家にピアニストの塩谷哲(しおのやさとる)さん。G・ガーシュウィンの名曲“ラプソディー・イン・ブルー”を演奏しました。ちゃっかりコンサート後、サインなんかもらった(^.^)写真につけたのは、ミュージカル「ウエストサイド物語」を作曲し指揮者として有名なR・バーンスタイン氏の演奏でラプソディー・インブルーです。この曲、クラシックだと思います?ジャズだと思います?
G・ガーシュウィンは、謙虚な人だったそうで、作曲を教えてもらおうとロシアの有名な作曲家の1人、ストラヴィンスキーの門を叩いたところ、ストラヴィンスキーから「君は二流のストラヴィンスキーにならなくていい。一流のガーシュウィンでいい」と(教えることは何も無い)言われたそうです。
16分半の曲です。ちょっと長いけれど、10:05あたりのオーケストラメロディーはキレイ!!
ぜひお聞きください。そして冒頭のクラリネット奏者さん、すごーく上手!!
で、この曲ってジャズ?クラシック?
ちょり
12/28 2017年が旅立つとき
音楽のある風景・・・楽譜
さあ、年末ですね。年末の音楽は皆様は何を思い浮かべるでしょうか。日本にいるならやはりベートーベンの第九は外せないかもしれませんね。写真は私が高校1年生のとき、人生で初めて第九の合唱に参加させていただいたときにドイツ語にカナをふって覚えてた初々しい楽譜です。
第九って歌いきるのは本当に大変で、コーラスの何人かは貧血か酸欠でダウンします。指揮者のレジェンド、H・V・カラヤン氏はベートーベンの第九を1楽章~4楽章を72分かけて演奏していました。それだとちょっとテンポはゆっくりめになるんですが
カセットテープをご存知の世代の方には有名な話、72分録音のカセットテープがあったのはこのカラヤン氏指揮のベートーベン第九を録音するため、ソニーが作りました。
オケもコーラスも第九には格別の心意気を持って演奏されることが多いです。フルマラソン完走するくらいの気合が入ります。カラオケボックスよりももっと心が開放されますよ。
高らかに歌い、叫び、2017年を笑顔で送りましょう!
(写真につけた第九の合唱ハイライトは6分弱ですがちゃんと演奏すると本来は30分弱です)
ちょり
12/20 メリークリスマス
星の輝きは 孤独に立つ大木の足元を照らしはしない
ましてやその闇の木陰で密かに涙する君のことなど誰も
でも心配は要らない
“幸せ”が君の存在を必ずこの世に
明らかにするから
メリークリスマス
ちょり
12/19 忘年会終わったぞ!
音楽のある風景・・・ねこ
気付けばもう、こんなに日数がたってしまっていました。わーーっ!!毎年ながら何もせずに今年が終わってしまう気がしてちょうど、焦りに焦っています。無駄な焦りが風邪を呼び休日は寝込んで終わってしまう。
焦っているのは私だけではなくて、どうも世間様もイソイソ、アセアセ動いているような印象を持ちます。年末をゆったり歩いてみたい…(泣)。
写真の猫ちゃんは、以前メタクシュにちょっとだけ書いた曲“くにちゃんの猫耳ワルツ”のモデルになった友人の飼い猫クニちゃんです。ここ数年で猫の地位というのは格段に向上した気がしますね。ツンデレ加減は永遠のアイドルなのかもしれません。私がよく見かけるネコさんたちは癒しよりも労働の姿が印象的。でも三重県って犬をペットにする人が最も多いんだそうですよ。私の家の前後左右ネコ系は1軒、あと3軒は犬ですね。では、ネコちゃんを踏むのではなくて、華麗なワルツステップを踏んでパーティーを楽しんでください。
ちょり
11/28 秋らしい暖かさ漂う
音楽のある風景・・・ピアノ調律
寒くなくて、晴れて良かったぁ。調律日和です。
ここ数日は全国的に寒かったですね。風邪とか大丈夫ですか?先日私の師匠がちょっとだけコンサートしたんですが、もうひどい喘息で…。しかし呼吸困難でもちゃんとオペラは歌えるんだと証明していただいたので今後は練習不足の言い訳がもっと出来なくなりました。てへへ。
本日、年に1度のピアノ調律していただきました。
写真ではあまり分からないかなぁ。ピアノ弦にいろんな部品を差し込んであります。いつもはピッチ443での調律なのですが、443で調律すると他所へ行ったときに勘が狂ってしまうので「443寄りの442で」という無茶ぶりを調律師市川さんにお願いしました。2時間半ほどかけて調律終了。ピアノ管理についてのお小言つき。
でも素朴な疑問でしょう?「ドとかレとかミとか誰がどうやって決めたの?」というのはピタゴラス定理に基づいた…長くなるのでやめます…つまりドから一個高いドの音の間の周波数をだいたい12等分して音が決まりました。これを「平均律」といいます。このドレミファソラシドと♯♭を使って曲を書くとだいたいキレイなハーモニーが作れることから、一応この12音が現代のスタンダードとなりました。そしてこの世界標準として尽力したのがご存知バッハでした。
そんなわけで写真につけた音楽はバッハ作曲「平均律クラヴィーア1巻1曲目プレリュード」です。
クリスマスも近づいてきましたし、アヴェマリアな音を。
あ、クラヴィーアはドイツ語でピアノのことです(^^)
ちょり
11/17 最強寒波!
音楽のある風景・・・戦闘用意
皆様メタクシュの会、お疲れ様でした。無事終わったとのこと何より。今回は甘い甘いテーマでしたから後味はスッキリ?
今朝は今季一番の冷えだとニュースがもちきりです。ご他聞にもれずこちら三重県でも今朝の気温は4度でした。4度は12月中ごろ雪の降りそうな頃の朝の気温です。風向きは滋賀県から三重県へと流れますから、滋賀県は今日明日は雪が舞うかもしれません。東北方面はもう降っているでしょうか。からっ風で手も顔もカサカサしますからハンドクリームは手放せません。近所のショップでペンギンを発見。ペンギン見るとつい購入。関係ないけど私学生時代のあだ名はペンギンです(そんなにトロいの?私って)。そしてインフルエンザ予防接種も済みました(接種後は揉まないほうが効果があるらしいです)。さあ、寒さよ!かかって来い!…なんて絶対言いたくないですんですが古都に雪が似合うように、ピアノも雪が似合いました。G・ウィンストン「Snow」みたいに雪って降りますよね。写真につけた音楽はパルムグレンの「粉雪 」です。 雪が落ちる様子を描くので単調な音並びの曲が多いです。単純リズムの後ろに深い物語が人の数だけきっと、あります。
ちょり
11/7 初恋
砂山の 砂に腹ばい 初恋の
痛みを遠く 思いいづる日
石川啄木
恋がたくさん集まる今回のメタクシュの会は来場者と作品とが初めて会うので、すべてが初恋。
ちょり
10/31 ああ今年もあと2ヶ月
音楽のある風景・・・正しい使用方法
少し間が開きました。仕事が少し忙しかったこと、来年度の業務についての連絡がちらほらあったりで、残業も多かったです。はい、稼ぎました(^.^)。忙しくとも楽しいこともあって10月は台風も2個来ましたがなかなかスリリングでした。
さてこの写真のもの。夏に購入したお肌用のスプレーなんですが沖縄に咲く月桃というお花のエキスが成分で、とってもかわいい甘い香りがします。これ虫除けだと思ってたんですが、本当は日焼け止めだったと、つい最近知りました。ちゃんと見て使わなきゃいけませんね。でも楽器って、こんなのアリ?な面白い使い方をする人たちが増えてきました。アメリカのグループPIANOGUYSなんてこんなピアノの使い方してます。でも、これってピアノの蓋をバタバタ以外はアリです。ジャズピアニストさんなんかがたまにピアノの弦を叩いたり弾いたりしてますよ。写真につけたのは和楽器バンド真秀さんのルパン三世。こんな三味線の使い方もあるんだ!!これってアリですね(^^)v
ちょり
10/5 十五夜の月、見ました?
音楽のある風景・・・お祭り騒ぎ
10月に入りました。10/4は十五夜ということで、私も残業帰りに眩しい月を眺めながらバス停から歩いて帰宅。秋の月は眩しい、と同時に寂しさのオーラを放っているようにも思えます。それだけ月は神秘的。
10/3、大阪にありますユニバーサルスタジオジャパンへ、職場の皆さんと、お付き合い深い医院のスタッフさんと遊びに行きました。ハロウィンカラーでカボチャとかコウモリとか黒猫とかいっぱいでしたが、来場者もディズニーとは違いコスプレで入ることが許可されていますから、シスターがいたり普通にゾンビがいたり写真のミニオンズになりきってる人たちとか警官とか囚人とか満喫してる人がいっぱいでした。あ、あと修学旅行生かな、高校生だと思いますが白衣に流血状態をペイントして頭に矢を刺してる子もいました。
夜に入場すると、ゾンビたちから追いかけ回される楽しいイベントが人気です。
ハロウィンは、もともとケルト民族の秋の収穫祭だそうで、豊かな実りを悪霊から守るために、カボチャの怖いランタンを作って飾り、悪霊より怖い悪霊で追い払ったのが始まりのようです。実りを神様に感謝するお祭りは、洋の東西を問わず、あるのですね。日本では厳かな新嘗祭(11月)です。この時期は伊勢市も賑やかになりますよ。
節句ごとのお祭り、ヨーロッパでは謝肉祭(カーニバル)ですね。写真につけたのはサン=サーンス作曲“動物の謝肉祭”より「水族館」。魚たちもお祭り?不思議な音の響きを楽しんでくださいね。
動物の謝肉祭は、実はサン=サーンスが他の作曲家のパロディー、また有名人へ揶揄皮肉のために冗談半分で作曲したもの。「死ぬまで演奏厳禁」という約束があったものです。
唯一、みなさんご存知の「白鳥」だけは完全オリジナルのため生前の演奏OKとのことでした。
ちょり
9/28 大雨と秋が来た
音楽のある風景・・・キープスマイル
秋らしく涼しい&寒い空気が漂っていますが日差しがきついとまだエアコンの出番は終わりません。
それでも人が動きやすい季節ですから「この季節は、工事の仕事があまりなくて真夏とか真冬に来るんだよなぁ」と知り合いのオジサンはぼやいていました。でも何かをやるには今がチャンス!みたいな気分ですね。と言うか11月に向けてメタクシュメンバーさんは釈迦力になって足掻いている頃かもしれません。
新しいことや慣れないことを始めると失敗はつきものです。失敗が学びにつながると分かるのは自分自身がちゃんと大人になった時なのでしょう。大人になるっていうのは単に加齢のことばかりを指すのではなくて、忍耐や冷静などの精神的な力加減の成熟度が増すことも必要な要素でしょう。
ドンマイ!と笑えるまではたとえ見た目な大人でも凹んで凹んで凹みっぱなしです。失敗や事故を乗り切るには「キープスマイル(笑顔でいこうよ)」って自己暗示が一番。映画の主人公になったつもりで暗示をかけて、明日も頑張るつもりです。
失敗?いやもう、しょっちゅう何かをやらかしています。許してくださる皆さんに甘えるだけの日々です。
バイオリニストの五嶋みどりさんの大事件をご紹介します。ピンチを度胸で乗り切った彼女に拍手喝采。途中で音が飛んじゃってもキープスマイルな彼女にも、拍手!
ちょり
9/18 敬老の日何がめでたい
音楽のある風景・・・あわせ技
台風被害などは大丈夫でしたでしょうか。こちらは夜、強風のため事故があり3時間弱の停電があったほかは大きな被害はありませんでした。これからも長雨はあると思いますが、今年も良い秋にしたいものですね。
ど真夏のある日、職場の後輩が「コーラとカルピスを混ぜると美味しいですよ」と教えてくれました。コーラ&カルピス…イメージできない味だったので家で試してみました。普通にカルピスをコーラで希釈してみましたら・・・つまり美味しくない。で再度確認したところコーラとカルピスウォーターを7:3で混ぜる。炭酸は薄まるけれど美味しいと。やってみると、なるほど飲めなくない。他の人にも話してみたら「昔そういう缶ジュースあった」と。知らなかったです。思いつかない組み合わせの化学反応は、面白いですね。ppapなんて無意味語呂合わせが世界でウケるし、家事紹介バラエティーでやってた“めんつゆ+ヨーグルト+ごま油少々”で、そうめんが格段に美味しくなるし。
音楽も、こんなあわせ技。エレキギターとオーケストラのための協奏組曲「新世紀」より1楽章“イカロスの夢”。
音楽も地味に色々なことを試しています。試すのは主に実験作曲家と言われる方々。あのゴーストライターで有名になった新垣隆氏も本業は実験作曲家です。今回紹介した楽曲はエレキギターの可能性を大きく発展させることに成功してます。しかしオーケストラって懐が深いと思いません?前回なんか旧式のタイプライターとあわせてるんですから。でも一番飛躍してる音楽ジャンルはもしかしたら日本古楽器(雅楽)かもしれません。機会があればまた紹介しますね。
イングヴェイのこのCD、昔持ってたんですけど離婚した相手に取られちゃった。記憶を頼りに今日は書いてみました。
ちょり
9/12 台風たちが!
音楽のある風景・・・9月の晴れ
今日は雨です。台風が連れて来た雨雲が近畿より西を襲撃してます。奈良県大丈夫かな。それでも9月は夏から秋への以降月間です。昨日は晴れ。すかかかかーーん!っと晴れた空を秋晴れというのかもしれませんが、風の無い無重力の青を見上げると湯山昭作曲「カレンダー」という歌曲集の9月“黒い蝶”の歌詞を思い出します。
今日は夏の弔い 香(こう)の匂いがたちこめて 細かい雨がコスモスを涙ぐませている 喪服の蝶は<愛>の形で 手を合わせている―薩摩忠 詩
9月らしい詩に水彩画を合わせたような歌曲です。
写真につけた音楽は「Summertime(サマータイム)」。G・ガーシュウィン作曲オペラ“ポーギーとベス”より。ジャズナンバーで有名なこの曲は実はオペラの1シーン。しかも子守唄。
夏は暮らしが楽だよ 魚は跳ねるし綿花も育つ 父ちゃんは金持ちで母ちゃんは美人
だからベビーちゃん、泣かないで
あなたはある朝歌いながら大空へ 翼を広げて飛び立っていくんだろうね その朝まで
何があっても父ちゃんと母ちゃんは傍にいるから 安心しておやすみ
奴隷解放がなされた直後の時代を描いたオペラ。黒人たちの暮らしぶりが直後に良くなるわけでもない絶望をベースに一縷の希望を乗せたメロディー。孤独な悲しみと背中合わせの夢を語るために、ジャズという音楽ジャンルが生まれたような気がしてなりません。
秋は夏の弔い。
ちょり
9/8 あちこちで地震だとか…
音楽のある風景・・・温泉
家から車で20分ほど山に向かって走りますと、温泉があります。湯ノ山温泉郷です。三重県に温泉があるなんてご存じない方多いと思います。だからなのか、この温泉がある地区は意を決し、この施設だけですがスパハウスを4年前くらいに作りました。このスパハウスの敷地内には宿泊用のコテージが数棟と温泉・地熱利用した野菜栽培ハウス、イタリアン・和食レストランとケーキ&パン工房があります。オールプロデュースはパティシエの辻口博啓氏。イタリアンレストランは奥田政行氏和食は笠原将弘氏という超有名シェフが手がけました。県内のお客もいますが近隣県から来られる方もかなりいらっしゃいますね。アクアイグニス、お越しくださいね。
9/5にちょっと温泉に浸かってきました。癒されるつもりが、前日夜と当日朝の食事を抜いてしまったため、温泉に入ったら湯疲れしてしまい昨日までどうしてもだるさが取れなかったのです。酷い目に遭ったけれど温泉って、いいですね~♪。しかし温泉には結局音楽なんてものは邪魔でしかないので“音楽のない風景”なのですが、無理やり書きます。
お湯つながりですと、某お風呂メーカーさんの「お湯が沸きました」を知らせるアラーム音が何の曲?ということですが、これはピアノ曲でオースティン作曲「お人形の夢と目覚め」。ピアノの発表会で使用される1丁目1番地の曲です。かわいい(^.^)
まったく関係ないけれど、ウチの洗濯機買い換える前のHITACHIさんは洗いあがりをモーツアルトのピアノソナタK.330で知らせてくれました。今はピピッとなるだけのものにしてますが、こういう選曲って誰が、どういう基準で、やるんでしょうねぇ。
ちょり
8/29 北朝鮮より弾道ミサイル来ちゃった
音楽のある風景・・・コーヒー(taroさまへ)
今朝はJアラート鳴ってびっくりでしたね。で、おそらくミサイル実験は成功したと見なされるでしょうから日本は余計な覚悟を強いられてしまうのかもしれません。
今日は地元友人と、森の中にあるカフェで、ちょっとだけおしゃべり。
メタクシュメンバーでコーヒー好きなtaro様、以前は体調のせいで焙煎いただいた珈琲を頂くことができず大変失礼いたしました。
私も珈琲は日常愛飲しておりまして、紅茶よりは珈琲の頻度が高いです。地元はお茶所なのでお盆やお正月などは、お茶。ちょっといい茶葉を奮発してます。
クラシック作曲家で珈琲好き代表は、バッハです。彼の棺には普段愛用のカップとポットを一緒に納めたそうですよ。そして曲はバッハ作曲:コーヒーカンタータより「ああ何て美味しい珈琲!」(写真クリック)バッハは面白いカンタータ(お芝居系歌曲)をいくつか作曲しており、このコーヒーカンタータもその一つ。当時、ドイツでは爆発的に珈琲文化が大流行しカフェイン依存症の患者が増えた社会現象を皮肉った内容になっています。
娘のリースヒェンに頑固な父親シュレンドリアンが「コーヒーをやめないと結婚させないぞ!」と言うのですがリースヒェンは「パパ結婚できないのは嫌だわコーヒーやめます」と言うものの「コーヒー好きの人と結婚すればOKだもん♪」というオチ。
このシーンはコーヒーを美味しそうに飲むリースヒェンにイライラする父の場面です。
ああ!コーヒーの味って恋人の1,000回のキスよりも甘くてマスカットワインよりもマイルド
私をどうかしたいなら、ただコーヒーをくれたらいいの、それだけよ♪
コーヒー欲しいときに歌ってみようかな~
ちょり
8/23 処暑
音楽のある風景・・・夏
残暑お見舞い申し上げます
とはいえ暦の上では秋です。しかしどうしても信じられません。小さいですが父が庭先に蒔いたスイカが実ったので写真に。まだ夏ですよきっと。今日だって最高気温は33度。秋なんてまだ夢の向こうです。昨日は夏バテして辛かったです。寝苦しい夜には変な夢も多いはず。ということでメンデルスゾーン作曲劇付随音楽「夏の夜の夢」より結婚行進曲です(写真クリック)。シェイクスピアの「真夏の夜の夢」用の曲集とでも言いましょうか、現代ではバレエで舞台化されます。
真夏の夜の夢は…
親の決めた許婚と結婚するくらいなら駆け落ちよ! どうか彼が私に振り向いて欲しい 惚れ薬を使って気持ちを変えさせよう! あっ!間違えた!あ、あ、頭がロバになっちゃった!
ぎゃ~~~!!
っていうハチャメチャドタバタ恋騒動ですが、メンデルスゾーンは見事に“ぱぱぱぱーん”を駆使しウィットで美しい曲を書き上げています。個人的な感想ですがメンデルスゾーンの曲はすべて煌びやかで華やかな気がします。銀行を経営するユダヤ人の御曹司、超セレブなお育ちだから下克上のような泥臭い野心は微塵もないのです。残念ながら夭逝してしまいましたが、この曲集を17歳で手がけたというのは、やはり天才の証。
一度、最初から最後まで結婚行進曲、聞いてみてください。案外明るい気分の夢が見られる、かも??
ちょり
8/15 72回目終戦記念日
音楽のある風景・・・お盆
ニュースで帰省ラッシュの映像を見ると、休みのはずなのに大変ですねぇお疲れ様ですと呟いてしまう。
ななナンと!思いがけず今日から3連休をいただいております。ご近所の医院さんのほとんどがお盆休みのため、お仕事、無いの(笑)。お墓参りだけ行きました。
霊園は華やいでますね。多くの方が墓参されていらっしゃいました。朝早かったんですけど。
7月末、私の友人のお母様が永眠されました。いつもは「早く死ねばいいのに」とか「母が死んだら、あの土地を…」とか散々しゃべっていたし日頃から「長生きされると困るからね」といい続けてきたのだと豪語してましたが、いざ居なくなられると寂しい寂しいと泣き言が時々LINEで届きます。
死に別れた後というのは、絶対配達されない手紙が心の中で書き溜まって行きます。
お盆は、それを一気に開封されたみたい・・お墓にもお寺にもそこかしこにいっぱい言葉が華やかに飛び回っています。
日頃は返事の無い問いかけが、このときだけは返事があるんじゃないかって、いつもより心をこめて空を見ませんか?
映画「ミッション」の挿入曲、E・モリコーネ作曲“ガブリエルのオーボエ”です(写真クリック)
終戦記念日でもあります。亡き人へ泣き顔をみせないで、微笑んで。
ちょり
追:もし、亡き人へ1枚だけ便箋が配達されるとしたら、誰に何と書き伝えますか?
8/8 台風5号 直撃後
音楽のある風景・・・データ入力
皆様はご無事でしたでしょうか。
こちらは市内の一部が避難勧告となりました。河川の氾濫警戒水位を一気に超えた程の大雨、そして風。
なのに!来院された患者さんは40名を超え、仕事が終わったのは19時半。ちょうど暴風域圏内只中のときに「お疲れ様でした~」って・・・命がけで帰るしかない(怒)。風が怖かったです。道の途中にある看板が自分のほうに向かって凄い勢いで倒れてくるんですもん!
私は調剤薬局に事務として勤めているパート社員です。
皆様も一度は調剤薬局へ入られたことが、ある・・かな・・。お薬の処方箋を受け付けるところですね。
調剤事務、とは何をするかって文字通り調剤料金を計算するのがメインです。お薬の値段だけはじき出すだけではなくて、あの受付カウンターのPCで一体何を見ているかというと、患者情報(名前や保険証番号)や過去お薬のダブり、副作用注意の有無その他飲み薬を一袋にまとめる希望を確認などあります。仕事としては、薬剤師が最終確認をするまでの準備(日数分のお薬をそろえてゴムでまとめるとか、計算誤りを再確認するとか)もやりますよ。薬局での一番のキモはやはり個人情報のデータ入力。こんな音楽みたいに、楽しく正確なデータ入力が完璧に出来れば…忙しいからムリ~(笑)
ルロイアンダーソン作曲「タイプライター」です。(写真クリック)タイプライター担当は大抵打楽器奏者さんがやるんだったかな。この曲はけっこうパロディアレンジされますね。こっちもちょっと面白いです。現代のタイプライター(笑)
仕事を楽しいと・・・思いたい・・・(泣)
ちょり
8/1 土用の丑の日が2回も今年はある…
音楽のある風景・・・嵐の前
8月になりました。夏休みもボーナスもない皆さん!共にこの夏を乗り切りましょう!
学生がほぼ夏休みのため通勤バスが空いてます。寂しくもあり、空気のゆったり感もあり。
ニュースでは台風の発生率が過去最高となっているらしく毎朝晴れか雨か天気予報をしっかり見てから仕事に向かいます。
東北は冬嵐が激しいですが三重県は四国・和歌山とあわせて台風銀座と呼ばれている地方です。九州豪雨の甚大な被害は痛ましい思いしかありませんが、三重県はたとえ暴風雨警報が出ていても病院には晴れの日同様普通に患者さんが来るっていう稀有な地域です。豪雨は慣れてる、のかな。
海からの風が熱く強いのか雲の流れも重く速い。写真につけました音楽は、どちらかといえば川の流れを模したものです(前回同様写真をクリック)。フィンランドの作曲家H・カスキ「激流」というピアノ曲です。激流という題はピアニスト館野泉さんがつけましたが本当の題名は「パンカコスキ」です。カスキの故郷の名前だそうでこの町にも水流の勢いがある川があるそうです。楽譜も左手が激流のように速く動く必要があり、私は弾く前にのんびりスピードから指が慣れてくるまでテンポアップせず練習してます。(ぜんぜん激流じゃない…笑)
ともあれ嵐の被害なく、嵐が過ぎ去ってくれますように。
ちょり
7/25 恐怖!土用の丑の日
音楽のある風景・・・お金
何故平賀源内は今日をうなぎを食べる日にしちゃったんでしょう。うなぎは食用蛇の一種だと言ったら見事にスルーされました。はいうなぎは爬虫類でも両生類でもなく魚類ですね。そんな私は別の話題で。今日はお給料日です。待ってましたっ♪
振り込まれた途端に右から左へ受け流すように引き落とされるお金もありますが私にとっては切実大切。今後を占い決定する力がお金にはあります。
お金の曲といえば、abbaのMoneyMoneyMoneyでしょうか。小学2年生のときに初めて聞いて「イケてる!(^^)!」と思って英語のできる先生に和訳をお願いし断られた記憶があります。確かにチビには理解しがたい歌詞だったかもですね。
オペラ・カルメンの第3幕、ジプシーたちがトランプ占いをするシーンをつけました。
カードよ告げておくれこれからの出来事。誰が好きなのか誰が裏切るか教えて答えて私の未来を!
私は凛々しい青年と恋に落ちるわ 私は資産家の老人と結婚するのね
いつも愛し愛されて過ごすの 女王の座が用意されてるの
彼は100人を従える騎馬兵よ 老人はまもなく亡くなって莫大な遺産が私に
愛よ!お金!愛よ!お金!
みなさんの天秤は愛とお金、どちらに振れるでしょうか。
私はとりあえず次のお給料日まで仕事のスケジュールをこなします(笑)
ちょり
7/18 連休明けの梅雨明け待ち
音楽のある風景・・・薔薇
暑すぎるけれど野生化した薔薇はそれなりに咲いてくださってまぁす。
薔薇という花には物語を生み出す力があるようです。
https://www.youtube.com/watch?v=tlgAmjPVgds
この曲はヴォカリーズ(ただa~だけで歌う曲)です。オスカ・ーワイルド(だったかな、違ったら教えてください)の「ナイチンゲール(夜鳴き鶯と薔薇)」っていうお話を思い浮かべますね。
貧しい青年が自分より身分の高い女性に恋をしました。女性が「赤い薔薇が欲しいわ」と言っていたのを知り、青年は赤い薔薇を探しますが冬に咲く赤い薔薇などありません。しかし白い薔薇が窓辺に一輪咲いています 。
白い薔薇は青年の役に立ちたいと思いました。
そこへ白薔薇を慕う鶯が近づいて来て言います。「私の体を薔薇さんの棘に刺します。棘から私の血を吸い取って赤い薔薇になって!」
そして赤い薔薇になり、青年は捜し求めていた花を手折り、愛する人に差し出します。
すると彼女は「冬に薔薇が咲くわけないでしょ。薔薇より宝石が欲しいわ」と言い、薔薇は受け取られることなく、庭に捨てられてしまいました。
美しいとは、何かの犠牲の上に成り立つものなのでしょうか。
ちょり
7/11 世界人口デー(って何だろう?)
音楽のある風景・・・乙女の祈り
https://www.youtube.com/watch?v=S3wMZwfdySM
今日はお日柄も良く?現在名古屋まで巡回してます“大エルミタージュ美術館展”を輝子と行ってきました。
海外旅行なんて難しい体力と年齢になってしまった輝子ですが憧れっぷりは酷くて、展覧会開催が決まった3ヶ月前に前売りチケットを取ったのでした。
今回の目玉の一つにこの絵があります。
お土産に買ったクリアファイルを写真で撮っただけですが、私も輝子もとても素敵な印象を持ちました。絵に詳しい方ならこの女の子が何なのかはすぐ分かると思いますが、私たち、割と疎いので(笑)
この絵は“聖母マリアの少女時代”という題名です。
縫い物をしている手を止めて、空想しているのか祈っているのか…その純真さが可愛い。大人になって美人になるはずですわ~(笑)
乙女の祈りをBGMにお付けしてみました。乙女の祈りの作曲者はポーランドの女流ピアニスト、バタジェフスカです。彼女はイワユル乙女時代に亡くなっていますが聖母マリアと同じくらい純真な祈りの心を持っていたのではないかなと絵と同時に思いが高くなります。
ちょり
7/4 梨の日?
<音楽のある風景・・・六甲おろし>
声の訓練に月1回程度、大阪まで出向きます。
三重県友人に、虎ファンさんがいます。ただ大阪に行くというだけで羨ましそうに私を見るのですが、ゴメン私、野球ってあんまり。
そこで時折、かの阪神百貨店にあるタイガース公式ショップに立ち寄りおみやげ探してあげます。
数年前、タイガース創立何年かの記念イベントでランディーバース選手がショップに来店されました。
そんな事は全く意に介さない私は、いつも通り小さいグッズのお土産探しに来ました。
バース選手が来店されて間もなかったのでしょう。ショップはとても賑わっていました。モチロンいつもよりも大きな音で“六甲おろし”がリピートされ続けています。ファンの皆様は♪ろーっこーおろーしにぃ~さーっそぉとぉ~
と歌いながらお買い物です。
そんな事は全く意に介さない私は、バース選手の来店記念パネル&サインの前でつい呟いてしまいました。「これ、誰?」
その瞬間、空気が鋭く冷たくなり視線がいくつも背中に刺さったのが分かりました。
あ…やってしもたっ
怖い思いをして音楽を聴くこともあるのですね。
ちなみに大学が大阪だというだけで、音大の授業でも六甲おろし、楽譜読みましたよ。
いや、ファンじゃないんですけど。
ちょり
7/2 半夏生
本日(り)様よりメールあり。 としやさんが現在リアイア中なのでこのお部屋の更新を
としやさんが戻るまで、よろ!とのこと。
としやさんが戻るまで、ですよ!(はやく帰ってきてね~)
楽しくないかもしれませんが、としやさんが戻るまで我慢してください。
数日のうちに、何か音楽にまつわるもの、書きます。
ちょり
3月2日 としや
1月から津軽三味線教室に通い始めました。月3回、1回30分のマンツーマン方式で習ってます。
津軽三味線にも色々流派があるようで、私の先生は小山流だそうです。日本で最もメジャーな流派だと先生は自慢してました。
今のところ2曲習いました。「りんご節」と「津軽願人節」です。3月末までにあと3曲教わる予定です。
4月21日金曜日に、近所のカフェでお披露目をすることになっています。発表の場が目の前にあると、いい加減な練習はできないって気持ちになるもんですね。