メタクシュ21回お茶会シアター

ブレヒト原作 Geturen脚色 【セチュアンの善人】


雪渡り

まあこのそらの雲の量と


























まあこのそらの雲の量と
きみのおもひとどっちが多い
その複雑なきみの表情を見ては
ふくろふでさえ遁げてしまふ
清貧と豪奢はいっしょに来ない

複雑な表情を雲のやうに湛へながら
かれたすゞめのかたびらをふんで、
さういふふうに行ったり来たりするのも
たしかに一度はいいことだな
どんより曇って
そして西から風がふいて
松の梢はざあざあ鳴り
鋸の歯もりんりん鳴る

きみ 鋸は楽器のうちにあったかな

清貧と豪奢とは両立せず
いい芸術と恋の勝利は一緒に来ない
労働運動の首領にもなりたし
あのお嬢さんとも
行末永く付き合ひたい
そいつはとてもできないぜ



宮沢賢治








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5月メタクシュ始まりました


 




三重丸のテーマに沿った作品集まりました

今回の裏テーマはどうやら花のようです

とても素敵な空間と芝居でお待ちしております



メタクシュ お茶会シアター





















ブレヒト原作「セチュアンの善人」

19日(金)  19時〜
20(土) 21日(日)  14時〜



鳥のさえずり 沢の音  木々の深呼吸

劇場 三重まる


















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メタクシュの会 展示





















三重まるが集まりました。

16日(火)から始まります。









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三重まる























こんにちは


きみの瞳も


星祭り













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Kへ























鉄格子


移ル季節ノ


花アルカ







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三重まる





























君はだれ?











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この木は桜






























五分咲きです










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三重まる






























人の生は「見えない事態、語られない言葉、現わせない言動、飛び出さない衝動」に

満ちている



田中泯
















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春のメタクシュ




















5月16日からXXIメタクシュの会展示が始まります

お茶会シアターは
   19日(金) 19時〜
   20日(土) 21(日) 14時〜

今回のDMはTaro作
チラシは美術部のブログでRitsukoが載せてます

参加者もふえて三重まるが美味しそうです









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竹原ピストル
























積み重ねてきたもので戦うな


積み重ねてきたものと戦え














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隣人


























春の雪

畑に揃う異国びと











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⚪︎⚪︎⚪︎





















住むは澄む

ブッチャケカスミ

澄むに棲む















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⚪︎⚪︎⚪︎



























かたちを追う友人がいる



言葉は閉じられ
開かれるなにか

美しいとおもう



演劇でも閉じて伝わるコトがあり


それをめざす夢のような実験を試みている

















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⚪︎⚪︎⚪︎

































新聞は手触り


猫も手触り


乾いた薪 湿った薪


自分の右手に触れる自分の左手


左手に触れる右手








雪を乗せた夜にも触れてみる





















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逆鱗





















日々  踊っています

今日からこの曲














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⚪︎⚪︎⚪︎























小寒

−10度になりました。











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⚪︎⚪︎⚪︎

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あけましておめでとうございます





































春になるまでコッコッコ



















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⚪︎⚪︎⚪︎



































野良猫にペットボトルの湯タンポ

お待たせしました!

しがみついてる眠る姿

どうか朝まで冷めないように!




寒くなければ
明日を生きれる


















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⚪︎⚪︎⚪︎








































塩麹のつぎは甘麹をつくりましょう



とろりとした夢の伝達






















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⚪︎⚪︎⚪︎

















瓶のなかに好きなものをつめこんで

のぞきこむと



うきよばなれした雪がふっている























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僕はここにすわって一人の詩人を読んでいる。
ホールには大勢の人々がいるが、ちっともそんな気配は感じられない。
大勢の人間はみな書物の中にいるのだ。
ときどき、書物のページの中で彼らは動く。
眠っている人間が、二つの夢の間を寝返りするみたいだ。
読書する人々の中に座っているのは心が楽しい。
なぜ人間はいつもこのようであってくれぬのだろう。
誰かのそばへ行って、ちょっと肩に手を置いても、相手はそれに気づかない。
椅子から立ち上がり側に、隣の人とぶつかって、詫び言をいっても、
ただ相手は声のする方を向いて頷くだけだ。
頭がこちらを向いても、目はなんにも見ていない。
そんな人間の髪は眠っている人の髪のようにたいへん優しい。
僕は楽しい。
僕はここに座って、一人の詩人を持っているのだ。


リルケ『マルテの手記』




















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ちょりさんのお花は12月に入っても鮮やかです







メタクシュの風景動画は月代さんが奮闘中

もうしばらくお待ちください





本日のオススメはこちら

http://toyokeizai.net/articles/-/147753














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終わってみれば





























たがいにさりげなく敬意をはらいあい、自分の世界をしっかりと保っていました。

相手のためになにかをしてあげるなんてことはなく、

わかりあおうともしなければ、気にいられようともしませんでした。

こういうのも、居心地よくいっしょにすごす、ひとつの方法ではないでしょうか。



トーべ・ヤンソン 『ムーミン』


















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第20回メタクシュ

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やむにやまれぬ
















いよいよ今週となりました。

タイトルの響きそのまま切なる背景を感じる作品が集まりました。

こちらへ向かわれる方、遠くから想いを届けてくださる方、
それぞれの出逢いを楽しみにしております。

























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やむにやまれぬ





DM遅くなりました。

まもなく発送いたします。

どうぞよろしく。












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熱意

 ひたすらに狙う。

 祭りのひととき。

 あの日の思い出。

 

Nikon F6+AF-S Nikkor 50mm F1.4G
フジ スペリア400 プレミアム

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秋へ

 彩る衣装も秋に倣う。

 

 遠野まつり 一日市南部ばやし

 Nikon F6+AI AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
 フジ スペリア400 プレミアム

 

 小川琢磨

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畳が傷んで
 
 
ビニールの薄べりを敷いた
 
それもほつれ枯草のようになった
 
 
 
 
時はつつましく稼ぐ
 
 
 
 
 
 
 
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HOME





















母が家を離れて一年になる 

入れ代わりに猫がきた 


母と猫は面識がない 

ときおりあいさつを交わしている















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やむにやまれぬ夢




メタクシュの会にも何度か足を運んでいただいて縁のある大和田さんが
いよいよ夢の実現に向けて頑張っています。












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イリュージョン






















ことばの過食、つまみ食いをやめて

しばし断食。





すると静かな思考が立ち上がるらしい















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空気感

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やむにやまれなくて・・・

 秋からまたもモノクロ印画紙の値上げ。

 仕方なく、値上げ前に買い溜め。

 

 10年前は大カビネはひと箱1500円程度だったが、幾度も繰り返された値上げ。

 それが、今度の値上げで4000円近くになると思う。

 四つ切なんか、5000円超えるだろうな。

 

 それでもなお。

 

 

 フィルムで撮ることを。

 自家暗室でプリントすることを。

 諦めない。

 

 

 やむにやまれず。

 

 撮るということはやはり、そういうことになる。

 

 

 

 小川琢磨

 

  Nikon SP + W-Nikkor 2.8cm F3.5
 ネオパン100アクロス

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なにごとも
















































シンプルでなければいけない

「裏の空き地に囲いが出来たね」

「へえ(塀)」

裏の空き地なんぞ要らない

「囲いが出来たね」

「へえ」


これでいいんです



立川談志
















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やむにやまれず・・・・

 アパートの廊下、天井から蜘蛛の巣にかかり絶命した蛙が一匹ぶら下がって、もう数日経つ。

 

 まるでモズのハヤニエのように、主の蜘蛛は食べずにいる。

 

 果ててなおも、その自慢の脚は思いのほか長く、蛙であることを主張し続けるその姿、通るたびに目を止める。

 

 小川琢磨

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松川二十五菩薩像






















残欠の

風を捉えて

ソリチュード















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ひかれて

 町角にて。

 

 ツァイス コンテッサ35

 フジ プロビア100F

 

 小川琢磨

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 隔てるもの。

 

 山形県酒田市

 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2

 フジ ネオパン400プレスト

 

 小川琢磨

 

 

 

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 誰が見るのか。

 誰も見なくとも、見られてはいる。

 

 山形県酒田市

 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2

 フジ ネオパン400プレスト 小川琢磨

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港定景

 漁船を見ると、ホッとする。

 漁船を見ると、ホッとする。

 港の片隅にて。

 

 山形県酒田市

 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2

 フジ ネオパン400プレスト 小川琢磨

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入り口

 朽ち行く定めと向かい合い。
 
 山形県酒田市
 Nikon SP + W-NIKKOR 3.5cm F1.8
 フジ ネオパン400プレスト
   
                   小川琢磨

 

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気配

 
 
 それはガラス戸の向こう。
 
 山形県酒田市
 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2
 フジ ネオパン400プレスト
                  小川琢磨

日影


 白を求めて、黒を得る。
 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2
 フジ ネオパン400プレスト
    小川琢磨
 
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やむにやまれぬ





















光の粉をまぶしたように
フランスの丘という丘が
淡いオレンジに輝いているのは
ポールセザンヌのせいである

破戒なのか革命なのか
関節のゴツゴツした音は
たまげた構図の中で休む
エゴンシーレは誰なのか

一人ぼっちは絵描きになる
一人ぼっちは絵描きになる

むろん正気などではありはせぬ
赤いガランス内なるデカダン
村山槐多 思いし夜は
何ためらうことなく殘酷になる

覚悟などとるに足らぬのだ
いつか君に励まされた
長谷川利行 さみしかないか
今日のメシはさみしかないか

一人ぼっちは絵描きになる
一人ぼっちは絵描きになる

確かなものなぞ何ひとつない
人とて詮ない肉片なり
フランシスベーコンはるかなりけり
いつかおぼろげなハグをした

軽きに空をちぎって見せる
パウルグレーの欲深き指は
甘美な鳥の爪跡か
名も無き民の暗号か

一人ぼっちは絵描きになる
一人ぼっちは絵描きになる

台風が好きだった
黄色いパレット カタカタ鳴らせば
越年の雪の小窓で揺れる
関根正二あなたでしたか





友川カズキ
「一人ぼっちは絵描きになる」














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メタクシュ


42年ぶりに再会した同級生には


ゆっくり紐をほどいて名刺を渡す


こういうことをやってるの

じゃ金持ちだな



だって趣味でやれてんだから













はずれであり

正解である















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湿気

ツァイス コンテッサ35
 プロビア100F
 飯森山公園
小川琢磨
 
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次元





















ときどき目をつぶって触れる















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気層























灰いろはがねのそらの環
あゝ いとしく思ふものが
そのままどこへ行ってしまったかわからないことが
なんといふいいことだろう…



風のながれと眠りによって
みんな一緒に酸化されまた還元される



宮沢賢治















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第19回メタクシュ


















暑い中、遠方からもおいでいただきありがとうございました。


会場風景、芝居の動画は編集中ですので
もうしばらくお待ちください。


三日間の芝居の後、恒例のお茶会で楽しく語らい、
では秋のメタクシュでとお別れの時、皆さんの笑顔が眩しかったです。











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本日最終日




最終練習風景




撮影 里舘






詠む


 語るのではなく。
 つまりは、残すこと。

Nikon SP + NIKKOR-S・C 5cm F1.4
フジ ネオパン400 プレスト
吉里吉里海岸(2015.7撮影)
小川琢磨
  
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jazz



















プラス能の幽幻


意表をつく作風です












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角館平福百穂美術館で写真展






















内藤忠行さんの桜です




















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詠む



木は倒れ


開拓悲話に


昼の月
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詠む


 時を経しとも、残り輝くこと。

 Mamiya7Ⅱ + N65mm F4L
 ベルビア100
 栃木県那須町芦野
   小川琢磨
 
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花いちもんめ



















のら猫を

くるんで終わる

母の服











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詠む


 そよぎ、なびくこと。

 Mamiya7Ⅱ + N150mm F4.5L
 ベルビア50
 栃木県那須町芦野
    小川琢磨
 
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断片



シェークスピアの「真夏の夜の夢」は音楽も出演者が奏でるという演出だった。

音楽担当はドイツの指揮者コンクールで優勝した新進気鋭の音楽家だが、最近生まれた赤ん坊の話など気さくに雑談をしてすぐに打ち解けた。

いざ今日は音楽の練習となり、どんなプランでこの壮大な戯曲を彩どるのか、与えられた楽曲楽器を短期間でこなせるのか、期待と不安の待ち受けるなか彼はよく見慣れた楽器を取りだした。

この僕が作った曲をぜんぶ縦笛でやります。
歌もあります。



縦笛って…



それ学校の音楽で使ってるやつ?

それで、音、
聞こえますか?


当時1000人ホールでもマイクはいっさい使わない。



はい 新鮮です!
自分たちの音楽だから それでいいのです!


指揮者は終始にこやかに嬉しくたまらないといった顔でわずかな質問に答えた後、自ら縦笛を吹いてみせた。








作るという基本を教わったのだとおもう。















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福寿草


咲きました




黄色は春の最初の色です


















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詠む




 つまりは、いきること。

 ゼンザブロニカEC + NIKKOR-D 40mm F4
 ネオパン アクロス
 茨城県結城市



小川琢磨







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詠む





時の流れとその語り部たちへ。

 ゼンザブロニカEC + NIKKOR-D 40mm F4
 ネオパン アクロス
 茨城県結城市


小川 琢磨











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秘事




手の気から

オーラの色を見ようと試みてるうち

テディベアの気はどれほどかと

いかにも愛いっぱいの子を暗闇にひっぱりこみ
その手を持ち上げた

するとすぐ

ビーム光線のような気が一直線に伸びた

すげっ愛だっ 

わたしのモヤモヤ気とは格がちがう





人体解剖の実習から帰ってきた娘に


気ってなんだ!どこから出る?
習ってきたか?と聞くが


気ねえ~
そうねえ~


歌うように通りすぎていった















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読む

シニカルなあいつ
でも
気さくに話しかけてくれた
本にサインしてくれた
 
めずらしくミーハーな私
 
この日は24日だったけど・・・
            
      古い乙女  りつこ
 
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青二才


呼ばれたさきの


月 火花


















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読む





このカップで60℃珈琲を飲むと
安い粉がワルツになります


これ19世紀仏アンティークカップ!
見せびらかしたとたん

ブリュロ!

と名を当てたのはtaroさん



ブリュくち
と読んでた私は


taroさんに優雅にお辞儀いたします










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詠む




平石君が演劇界で快挙をとげる前のこと

ひとり芝居を演じるから来てくださいと声をかけられ小さな公民館の一室にでかけた


旧知の面々と挨拶をかわす私のそばから当時の連れ合いが僕たち別れますからと公演スケジュールを押さえるがごとく全員にきちきちと報告した

なんでいま言うか
私は不本意な気がしたが同意の笑顔をふりまいていた


はじめます!
自分で号令をかけ平石君は何もない平面に現れると梯子のようなものに昇る仕草を始めたがすぐに
まちがえました!もう一回やりなおします!と急いで引っ込み 
また出てきて何かに登るようなことから始まり あとはわけのわからない独り言が続きナニかから落ちた仕草があり全体30分ほどたつと 
おわります!と頭を下げた

そこでこちらは終わったんだと安堵した


その芝居にみんながどんな反応をしたか忘れたがおざなりではない拍手がおこりケチをつけるものはいなかった


若い意欲をかったのかもしれない
高揚した平石君の肩を交互にたたき

さあ帰ろうという段になって

駐車場の奥に停めた大型トラックがぬかるみにはまって動かないと駆けもどってきた者がいた


この芝居に間に合わせるため旅公演の帰りに直通で馳せ参じた劇団のトラックだった



そこにいた劇団員十人ほどがいっせいに飛び出した


外は激しい雨で風が吹き荒れているなか必死でかけあう大きな声が雷のあいまに聞こえた
ガラスごしにゆらめく人影はずぶ濡れになりながら笑っていたように見えた




40年も前のこと





思い出すとゆらめくトラックはなぜか船になる


嵐のある日
乗り合わせた船の光景となり


つまらない想いを蹴散らしていく




















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おみくじ




ー失せものー






ものにかくれて出ず

















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誰かが云った






戦後に生まれ戦前に死ぬ
























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しあわせ







きょうは爆撃がない






















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よろしくね




ぼくはサーカスにいた熊






出番はなかったけどね






















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賀正


髪飾り試作品、作りつつ、一応、紅白垂れ流し。
らしくない年越し。

あ! 日が変わって昭和より平成を生きた時間が長くなった。私の計算によれば…
とりたてて
何事もなしお正月
這子

さっ 賀状の返事書こう!






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差別にあらがう歌



かつて奴隷取引の拠点だった米南部サウスカロライナ州チャールストン。
ここで昨年6月、白人至上主義の男に射殺された牧師ら黒人9人の追悼式があった。
大勢の参列者を前に、黒のスーツに身を包んだオバマ大統領が壇上に立った。
力強く進んでいたスピーチが、突然止まった。
沈黙が10秒ほど続いた。
オバマ氏は演台で下を向いていた。
何を言おうとしているのか、
そう思った直後、オバマ氏は伴奏なしで歌い始めた。





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おめでとうございます





息子は渋谷の交差点で年越した







秋田では
「ほじなし」と云う










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大つごもり



悲喜こもごも…なく大つごもり、
黒豆、おなます、煮付け、雑煮の下ごしらえ
初めて初売りのチラシ眺めてエアロバイクを買おうと思う。
ねねの髪飾りを手作り中。
ブラックスワン 映画見た、スゴ、みた?
あ!宝くじの抽選日。10億?って。買ってないが…
寄稿は敷居が高いのよ。近況でいい?
 
風呂は入り、煮付けと漬物を肴に
大つごもりは宵の口。日が変わるころまで
起きていられるかしら。
 
よいお年を♪

(文 律子)









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「異途への出発」宮沢賢治



月の惑みと
巨きな雪の盤とのなかに
あてなくひとり下り立てば
あしもとは軋り
寒冷でまっくろな空虚は
がらんと額に臨んでいる


…楽手たちは蒼ざめて死に
嬰児は水いろのもやにうまれた…

尖った青い燐光が
いちめんそこらの雪を縫って
せはしく浮いたり沈んだり
しんしんと風を集積する

…ああアカシアの黒い列…

みんなに義理をかいてまで
こんや旅だつこのみちも
じつはただしいものでなく
誰のためにもならないのだとわかっていて
それでどうにもならないのだ

…底びかりする水晶天の
一ひら白いひびのあと…


雪が一そうまたたいて
そこらを海よりさびしくする


















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益子焼


今年は古田織部没後400年だった様で、
いつもよりへうげものの器をよく見かけました。
でもやっぱり、民芸の方が好きだな。

成井窯(益子),  素焼きの蓋物


TARO












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落花






つまむとかさこそと枯れシクラメン




移して映して撮したら


妖しい湿気に包まれた










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RITSUKO聖夜




母の容態が良くなくいつどうなるかわからないと覚悟してから1ヶ月たった


母と私は友だちのように生きて暮らしてきたから私だけが笑ってケーキを食べたりしてると母はずるいなあと思ってるにちがいない


もうすぐ死ぬのも自分だけで娘の方はいつも通り生きていくのか
なんてつまらない
とおもったりしてくれるといい


万が一優しい気持ちでこちらの幸せを願ったり想われたりしてたらどうしたものか


真意はどちらかと
意識も反応も見せないボケた母の魂をのぞくのが怖くて
もう病院の見舞いには行かないと断言したとき


タノムカラアイニイッテイキテルウチニアッテキテ


というお節介メールがきた





逆の立場だったら


いいよ いかなくて
と肯定して理解したつもりになるだろう

だが
タノムカラ


ひりひりする気持ち

わたしになりかわって転んだ傷を痛がってる
そのヒリヒリだ









ともだちのなかの上級だな


いつか私も特別なお節介を返したいと思ってる




















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文集発送しました






11月にもう花が開いて終わりだからと値引きされた百合が最後の蕾を留めています


それが薔薇のときもありました






命のじかんは容赦なく断たれますが


理屈にあわない余興も時に見せてくれます













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同じ窓のおなじ時刻で景色が変わる
つかの間の変幻だ





相手がひとである場合


さまざまな景色を
こちらが見逃しているのかもしれない、




性懲りもなく
展開するあたらしいなにかを。

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クオリティ







なんど見ても聞いても腑に落ちるものには



秘する花がある








丹精こめた




次回は納得したい



















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クオリティ






夕方
今回はじめてシアターに来られたお客さまの感想が届いた


小雨にぬれながら
それを伝えに来てくれた常連の方と話がはずんだ






あの一本の百合は香りをなくしたが



影は手品のようだ









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それでは また半年後





熱い魂をもって






                                    (月代)






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雪の朝


行き暮れだけの群雀


風人








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メタクシュ饗応の図定点撮影




それぞれの性を背負い、岩手山の懐に集う。背負って登るか、降ろして座るか…乾杯♪

                                                              (りつこ)




 

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母の寝ていた部屋には

ホトケ親族写真を飾った仏壇代わりの箪笥

古びて捨てれない玩具

使わない衣類 まだ食べない乾物

アルバムの山 大型書籍

などなどがあっち向きこっち向き雑然と置いてあり


畳は傷んでぬけるとこをアツベニ敷いて誤魔化し


窓からのすきま風にカーテンが常にゆれてるにかかわらず


暗い空気が止まって長居できない雰囲気である




そこに今


猫と娘が具合の良くない簡易ベッドをそのままに寝るようになった



あまりに好評なので
猫をたよりに横になってみると



パラダイス…


この心地よさはなに



天井にふわりと甘く温かなものがあり
それに包まれて眠るかんじ

わたしの解説に


わかるぅ まさにそれ!


娘の声がきらきら躍った













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黒の子猫は別室に居るから


この部屋のソファーにもぐった黒い尻尾はダレだとなった



歴代の猫にあてはまるモノはなく



見まちがえかとソレがミエる娘を疑ったが


いや アノコかもしれない

外風呂のフタに乗って暖をとっていた小さな子



姉妹の猫でエサをあげていたが その小さいほうだ


寒くなってさあこれからどうすると悩んでいた矢先 車に轢かれた



残った姉猫は家に入れた






ついて来た黒シッポ


これからいっしょに冬を過ごす











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子ども部屋がないまま 子どもは大人になった


手狭な貸家に生き物がふえると 家財の配置は変わり 食卓の席替えがおきる


初めて窓と向き合う席で 

冬の時間に見惚れた



引き続き サルトルから

「自由とは 自由であるべく 不自由になること」


ほしいものは そこにある














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犬二匹に猫二匹が加わった



折りあいがつかず
大騒動である




「地獄とは他人のこと」


これはサルトルの名言




他者との関係こそが難しい



そこに天国も介在しているからだろう











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これは模写



よくできたねとほめてあげたい




ここから先へは独りでいかなくてはならない













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窓のある



暮らしを選び



ここにいる












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雪渡り

まあこのそらの雲の量と


























まあこのそらの雲の量と
きみのおもひとどっちが多い
その複雑なきみの表情を見ては
ふくろふでさえ遁げてしまふ
清貧と豪奢はいっしょに来ない

複雑な表情を雲のやうに湛へながら
かれたすゞめのかたびらをふんで、
さういふふうに行ったり来たりするのも
たしかに一度はいいことだな
どんより曇って
そして西から風がふいて
松の梢はざあざあ鳴り
鋸の歯もりんりん鳴る

きみ 鋸は楽器のうちにあったかな

清貧と豪奢とは両立せず
いい芸術と恋の勝利は一緒に来ない
労働運動の首領にもなりたし
あのお嬢さんとも
行末永く付き合ひたい
そいつはとてもできないぜ



宮沢賢治








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5月メタクシュ始まりました


 




三重丸のテーマに沿った作品集まりました

今回の裏テーマはどうやら花のようです

とても素敵な空間と芝居でお待ちしております



メタクシュ お茶会シアター





















ブレヒト原作「セチュアンの善人」

19日(金)  19時〜
20(土) 21日(日)  14時〜



鳥のさえずり 沢の音  木々の深呼吸

劇場 三重まる


















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メタクシュの会 展示





















三重まるが集まりました。

16日(火)から始まります。









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三重まる























こんにちは


きみの瞳も


星祭り













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Kへ























鉄格子


移ル季節ノ


花アルカ







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三重まる





























君はだれ?











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この木は桜






























五分咲きです










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三重まる






























人の生は「見えない事態、語られない言葉、現わせない言動、飛び出さない衝動」に

満ちている



田中泯
















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春のメタクシュ




















5月16日からXXIメタクシュの会展示が始まります

お茶会シアターは
   19日(金) 19時〜
   20日(土) 21(日) 14時〜

今回のDMはTaro作
チラシは美術部のブログでRitsukoが載せてます

参加者もふえて三重まるが美味しそうです









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竹原ピストル
























積み重ねてきたもので戦うな


積み重ねてきたものと戦え














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隣人


























春の雪

畑に揃う異国びと











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⚪︎⚪︎⚪︎





















住むは澄む

ブッチャケカスミ

澄むに棲む















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⚪︎⚪︎⚪︎



























かたちを追う友人がいる



言葉は閉じられ
開かれるなにか

美しいとおもう



演劇でも閉じて伝わるコトがあり


それをめざす夢のような実験を試みている

















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⚪︎⚪︎⚪︎

































新聞は手触り


猫も手触り


乾いた薪 湿った薪


自分の右手に触れる自分の左手


左手に触れる右手








雪を乗せた夜にも触れてみる





















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逆鱗





















日々  踊っています

今日からこの曲














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⚪︎⚪︎⚪︎























小寒

−10度になりました。











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⚪︎⚪︎⚪︎

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あけましておめでとうございます





































春になるまでコッコッコ



















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⚪︎⚪︎⚪︎



































野良猫にペットボトルの湯タンポ

お待たせしました!

しがみついてる眠る姿

どうか朝まで冷めないように!




寒くなければ
明日を生きれる


















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⚪︎⚪︎⚪︎








































塩麹のつぎは甘麹をつくりましょう



とろりとした夢の伝達






















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⚪︎⚪︎⚪︎

















瓶のなかに好きなものをつめこんで

のぞきこむと



うきよばなれした雪がふっている























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僕はここにすわって一人の詩人を読んでいる。
ホールには大勢の人々がいるが、ちっともそんな気配は感じられない。
大勢の人間はみな書物の中にいるのだ。
ときどき、書物のページの中で彼らは動く。
眠っている人間が、二つの夢の間を寝返りするみたいだ。
読書する人々の中に座っているのは心が楽しい。
なぜ人間はいつもこのようであってくれぬのだろう。
誰かのそばへ行って、ちょっと肩に手を置いても、相手はそれに気づかない。
椅子から立ち上がり側に、隣の人とぶつかって、詫び言をいっても、
ただ相手は声のする方を向いて頷くだけだ。
頭がこちらを向いても、目はなんにも見ていない。
そんな人間の髪は眠っている人の髪のようにたいへん優しい。
僕は楽しい。
僕はここに座って、一人の詩人を持っているのだ。


リルケ『マルテの手記』




















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ちょりさんのお花は12月に入っても鮮やかです







メタクシュの風景動画は月代さんが奮闘中

もうしばらくお待ちください





本日のオススメはこちら

http://toyokeizai.net/articles/-/147753














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終わってみれば





























たがいにさりげなく敬意をはらいあい、自分の世界をしっかりと保っていました。

相手のためになにかをしてあげるなんてことはなく、

わかりあおうともしなければ、気にいられようともしませんでした。

こういうのも、居心地よくいっしょにすごす、ひとつの方法ではないでしょうか。



トーべ・ヤンソン 『ムーミン』


















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第20回メタクシュ

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やむにやまれぬ
















いよいよ今週となりました。

タイトルの響きそのまま切なる背景を感じる作品が集まりました。

こちらへ向かわれる方、遠くから想いを届けてくださる方、
それぞれの出逢いを楽しみにしております。

























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やむにやまれぬ





DM遅くなりました。

まもなく発送いたします。

どうぞよろしく。












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熱意

 ひたすらに狙う。

 祭りのひととき。

 あの日の思い出。

 

Nikon F6+AF-S Nikkor 50mm F1.4G
フジ スペリア400 プレミアム

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秋へ

 彩る衣装も秋に倣う。

 

 遠野まつり 一日市南部ばやし

 Nikon F6+AI AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
 フジ スペリア400 プレミアム

 

 小川琢磨

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畳が傷んで
 
 
ビニールの薄べりを敷いた
 
それもほつれ枯草のようになった
 
 
 
 
時はつつましく稼ぐ
 
 
 
 
 
 
 
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HOME





















母が家を離れて一年になる 

入れ代わりに猫がきた 


母と猫は面識がない 

ときおりあいさつを交わしている















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やむにやまれぬ夢




メタクシュの会にも何度か足を運んでいただいて縁のある大和田さんが
いよいよ夢の実現に向けて頑張っています。












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イリュージョン






















ことばの過食、つまみ食いをやめて

しばし断食。





すると静かな思考が立ち上がるらしい















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空気感

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やむにやまれなくて・・・

 秋からまたもモノクロ印画紙の値上げ。

 仕方なく、値上げ前に買い溜め。

 

 10年前は大カビネはひと箱1500円程度だったが、幾度も繰り返された値上げ。

 それが、今度の値上げで4000円近くになると思う。

 四つ切なんか、5000円超えるだろうな。

 

 それでもなお。

 

 

 フィルムで撮ることを。

 自家暗室でプリントすることを。

 諦めない。

 

 

 やむにやまれず。

 

 撮るということはやはり、そういうことになる。

 

 

 

 小川琢磨

 

  Nikon SP + W-Nikkor 2.8cm F3.5
 ネオパン100アクロス

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なにごとも
















































シンプルでなければいけない

「裏の空き地に囲いが出来たね」

「へえ(塀)」

裏の空き地なんぞ要らない

「囲いが出来たね」

「へえ」


これでいいんです



立川談志
















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やむにやまれず・・・・

 アパートの廊下、天井から蜘蛛の巣にかかり絶命した蛙が一匹ぶら下がって、もう数日経つ。

 

 まるでモズのハヤニエのように、主の蜘蛛は食べずにいる。

 

 果ててなおも、その自慢の脚は思いのほか長く、蛙であることを主張し続けるその姿、通るたびに目を止める。

 

 小川琢磨

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松川二十五菩薩像






















残欠の

風を捉えて

ソリチュード















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ひかれて

 町角にて。

 

 ツァイス コンテッサ35

 フジ プロビア100F

 

 小川琢磨

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 隔てるもの。

 

 山形県酒田市

 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2

 フジ ネオパン400プレスト

 

 小川琢磨

 

 

 

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 誰が見るのか。

 誰も見なくとも、見られてはいる。

 

 山形県酒田市

 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2

 フジ ネオパン400プレスト 小川琢磨

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港定景

 漁船を見ると、ホッとする。

 漁船を見ると、ホッとする。

 港の片隅にて。

 

 山形県酒田市

 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2

 フジ ネオパン400プレスト 小川琢磨

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入り口

 朽ち行く定めと向かい合い。
 
 山形県酒田市
 Nikon SP + W-NIKKOR 3.5cm F1.8
 フジ ネオパン400プレスト
   
                   小川琢磨

 

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気配

 
 
 それはガラス戸の向こう。
 
 山形県酒田市
 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2
 フジ ネオパン400プレスト
                  小川琢磨

日影


 白を求めて、黒を得る。
 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2
 フジ ネオパン400プレスト
    小川琢磨
 
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やむにやまれぬ





















光の粉をまぶしたように
フランスの丘という丘が
淡いオレンジに輝いているのは
ポールセザンヌのせいである

破戒なのか革命なのか
関節のゴツゴツした音は
たまげた構図の中で休む
エゴンシーレは誰なのか

一人ぼっちは絵描きになる
一人ぼっちは絵描きになる

むろん正気などではありはせぬ
赤いガランス内なるデカダン
村山槐多 思いし夜は
何ためらうことなく殘酷になる

覚悟などとるに足らぬのだ
いつか君に励まされた
長谷川利行 さみしかないか
今日のメシはさみしかないか

一人ぼっちは絵描きになる
一人ぼっちは絵描きになる

確かなものなぞ何ひとつない
人とて詮ない肉片なり
フランシスベーコンはるかなりけり
いつかおぼろげなハグをした

軽きに空をちぎって見せる
パウルグレーの欲深き指は
甘美な鳥の爪跡か
名も無き民の暗号か

一人ぼっちは絵描きになる
一人ぼっちは絵描きになる

台風が好きだった
黄色いパレット カタカタ鳴らせば
越年の雪の小窓で揺れる
関根正二あなたでしたか





友川カズキ
「一人ぼっちは絵描きになる」














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メタクシュ


42年ぶりに再会した同級生には


ゆっくり紐をほどいて名刺を渡す


こういうことをやってるの

じゃ金持ちだな



だって趣味でやれてんだから













はずれであり

正解である















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湿気

ツァイス コンテッサ35
 プロビア100F
 飯森山公園
小川琢磨
 
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次元





















ときどき目をつぶって触れる















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気層























灰いろはがねのそらの環
あゝ いとしく思ふものが
そのままどこへ行ってしまったかわからないことが
なんといふいいことだろう…



風のながれと眠りによって
みんな一緒に酸化されまた還元される



宮沢賢治















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第19回メタクシュ


















暑い中、遠方からもおいでいただきありがとうございました。


会場風景、芝居の動画は編集中ですので
もうしばらくお待ちください。


三日間の芝居の後、恒例のお茶会で楽しく語らい、
では秋のメタクシュでとお別れの時、皆さんの笑顔が眩しかったです。











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本日最終日




最終練習風景




撮影 里舘






詠む


 語るのではなく。
 つまりは、残すこと。

Nikon SP + NIKKOR-S・C 5cm F1.4
フジ ネオパン400 プレスト
吉里吉里海岸(2015.7撮影)
小川琢磨
  
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jazz



















プラス能の幽幻


意表をつく作風です












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角館平福百穂美術館で写真展






















内藤忠行さんの桜です




















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詠む



木は倒れ


開拓悲話に


昼の月
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詠む


 時を経しとも、残り輝くこと。

 Mamiya7Ⅱ + N65mm F4L
 ベルビア100
 栃木県那須町芦野
   小川琢磨
 
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花いちもんめ



















のら猫を

くるんで終わる

母の服











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詠む


 そよぎ、なびくこと。

 Mamiya7Ⅱ + N150mm F4.5L
 ベルビア50
 栃木県那須町芦野
    小川琢磨
 
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断片



シェークスピアの「真夏の夜の夢」は音楽も出演者が奏でるという演出だった。

音楽担当はドイツの指揮者コンクールで優勝した新進気鋭の音楽家だが、最近生まれた赤ん坊の話など気さくに雑談をしてすぐに打ち解けた。

いざ今日は音楽の練習となり、どんなプランでこの壮大な戯曲を彩どるのか、与えられた楽曲楽器を短期間でこなせるのか、期待と不安の待ち受けるなか彼はよく見慣れた楽器を取りだした。

この僕が作った曲をぜんぶ縦笛でやります。
歌もあります。



縦笛って…



それ学校の音楽で使ってるやつ?

それで、音、
聞こえますか?


当時1000人ホールでもマイクはいっさい使わない。



はい 新鮮です!
自分たちの音楽だから それでいいのです!


指揮者は終始にこやかに嬉しくたまらないといった顔でわずかな質問に答えた後、自ら縦笛を吹いてみせた。








作るという基本を教わったのだとおもう。















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福寿草


咲きました




黄色は春の最初の色です


















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詠む




 つまりは、いきること。

 ゼンザブロニカEC + NIKKOR-D 40mm F4
 ネオパン アクロス
 茨城県結城市



小川琢磨







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詠む





時の流れとその語り部たちへ。

 ゼンザブロニカEC + NIKKOR-D 40mm F4
 ネオパン アクロス
 茨城県結城市


小川 琢磨











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秘事




手の気から

オーラの色を見ようと試みてるうち

テディベアの気はどれほどかと

いかにも愛いっぱいの子を暗闇にひっぱりこみ
その手を持ち上げた

するとすぐ

ビーム光線のような気が一直線に伸びた

すげっ愛だっ 

わたしのモヤモヤ気とは格がちがう





人体解剖の実習から帰ってきた娘に


気ってなんだ!どこから出る?
習ってきたか?と聞くが


気ねえ~
そうねえ~


歌うように通りすぎていった















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読む

シニカルなあいつ
でも
気さくに話しかけてくれた
本にサインしてくれた
 
めずらしくミーハーな私
 
この日は24日だったけど・・・
            
      古い乙女  りつこ
 
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青二才


呼ばれたさきの


月 火花


















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読む





このカップで60℃珈琲を飲むと
安い粉がワルツになります


これ19世紀仏アンティークカップ!
見せびらかしたとたん

ブリュロ!

と名を当てたのはtaroさん



ブリュくち
と読んでた私は


taroさんに優雅にお辞儀いたします










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詠む




平石君が演劇界で快挙をとげる前のこと

ひとり芝居を演じるから来てくださいと声をかけられ小さな公民館の一室にでかけた


旧知の面々と挨拶をかわす私のそばから当時の連れ合いが僕たち別れますからと公演スケジュールを押さえるがごとく全員にきちきちと報告した

なんでいま言うか
私は不本意な気がしたが同意の笑顔をふりまいていた


はじめます!
自分で号令をかけ平石君は何もない平面に現れると梯子のようなものに昇る仕草を始めたがすぐに
まちがえました!もう一回やりなおします!と急いで引っ込み 
また出てきて何かに登るようなことから始まり あとはわけのわからない独り言が続きナニかから落ちた仕草があり全体30分ほどたつと 
おわります!と頭を下げた

そこでこちらは終わったんだと安堵した


その芝居にみんながどんな反応をしたか忘れたがおざなりではない拍手がおこりケチをつけるものはいなかった


若い意欲をかったのかもしれない
高揚した平石君の肩を交互にたたき

さあ帰ろうという段になって

駐車場の奥に停めた大型トラックがぬかるみにはまって動かないと駆けもどってきた者がいた


この芝居に間に合わせるため旅公演の帰りに直通で馳せ参じた劇団のトラックだった



そこにいた劇団員十人ほどがいっせいに飛び出した


外は激しい雨で風が吹き荒れているなか必死でかけあう大きな声が雷のあいまに聞こえた
ガラスごしにゆらめく人影はずぶ濡れになりながら笑っていたように見えた




40年も前のこと





思い出すとゆらめくトラックはなぜか船になる


嵐のある日
乗り合わせた船の光景となり


つまらない想いを蹴散らしていく




















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おみくじ




ー失せものー






ものにかくれて出ず

















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誰かが云った






戦後に生まれ戦前に死ぬ
























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しあわせ







きょうは爆撃がない






















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よろしくね




ぼくはサーカスにいた熊






出番はなかったけどね






















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賀正


髪飾り試作品、作りつつ、一応、紅白垂れ流し。
らしくない年越し。

あ! 日が変わって昭和より平成を生きた時間が長くなった。私の計算によれば…
とりたてて
何事もなしお正月
這子

さっ 賀状の返事書こう!






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差別にあらがう歌



かつて奴隷取引の拠点だった米南部サウスカロライナ州チャールストン。
ここで昨年6月、白人至上主義の男に射殺された牧師ら黒人9人の追悼式があった。
大勢の参列者を前に、黒のスーツに身を包んだオバマ大統領が壇上に立った。
力強く進んでいたスピーチが、突然止まった。
沈黙が10秒ほど続いた。
オバマ氏は演台で下を向いていた。
何を言おうとしているのか、
そう思った直後、オバマ氏は伴奏なしで歌い始めた。





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おめでとうございます





息子は渋谷の交差点で年越した







秋田では
「ほじなし」と云う










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大つごもり



悲喜こもごも…なく大つごもり、
黒豆、おなます、煮付け、雑煮の下ごしらえ
初めて初売りのチラシ眺めてエアロバイクを買おうと思う。
ねねの髪飾りを手作り中。
ブラックスワン 映画見た、スゴ、みた?
あ!宝くじの抽選日。10億?って。買ってないが…
寄稿は敷居が高いのよ。近況でいい?
 
風呂は入り、煮付けと漬物を肴に
大つごもりは宵の口。日が変わるころまで
起きていられるかしら。
 
よいお年を♪

(文 律子)









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「異途への出発」宮沢賢治



月の惑みと
巨きな雪の盤とのなかに
あてなくひとり下り立てば
あしもとは軋り
寒冷でまっくろな空虚は
がらんと額に臨んでいる


…楽手たちは蒼ざめて死に
嬰児は水いろのもやにうまれた…

尖った青い燐光が
いちめんそこらの雪を縫って
せはしく浮いたり沈んだり
しんしんと風を集積する

…ああアカシアの黒い列…

みんなに義理をかいてまで
こんや旅だつこのみちも
じつはただしいものでなく
誰のためにもならないのだとわかっていて
それでどうにもならないのだ

…底びかりする水晶天の
一ひら白いひびのあと…


雪が一そうまたたいて
そこらを海よりさびしくする


















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益子焼


今年は古田織部没後400年だった様で、
いつもよりへうげものの器をよく見かけました。
でもやっぱり、民芸の方が好きだな。

成井窯(益子),  素焼きの蓋物


TARO












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落花






つまむとかさこそと枯れシクラメン




移して映して撮したら


妖しい湿気に包まれた










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RITSUKO聖夜




母の容態が良くなくいつどうなるかわからないと覚悟してから1ヶ月たった


母と私は友だちのように生きて暮らしてきたから私だけが笑ってケーキを食べたりしてると母はずるいなあと思ってるにちがいない


もうすぐ死ぬのも自分だけで娘の方はいつも通り生きていくのか
なんてつまらない
とおもったりしてくれるといい


万が一優しい気持ちでこちらの幸せを願ったり想われたりしてたらどうしたものか


真意はどちらかと
意識も反応も見せないボケた母の魂をのぞくのが怖くて
もう病院の見舞いには行かないと断言したとき


タノムカラアイニイッテイキテルウチニアッテキテ


というお節介メールがきた





逆の立場だったら


いいよ いかなくて
と肯定して理解したつもりになるだろう

だが
タノムカラ


ひりひりする気持ち

わたしになりかわって転んだ傷を痛がってる
そのヒリヒリだ









ともだちのなかの上級だな


いつか私も特別なお節介を返したいと思ってる




















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文集発送しました






11月にもう花が開いて終わりだからと値引きされた百合が最後の蕾を留めています


それが薔薇のときもありました






命のじかんは容赦なく断たれますが


理屈にあわない余興も時に見せてくれます













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同じ窓のおなじ時刻で景色が変わる
つかの間の変幻だ





相手がひとである場合


さまざまな景色を
こちらが見逃しているのかもしれない、




性懲りもなく
展開するあたらしいなにかを。

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クオリティ







なんど見ても聞いても腑に落ちるものには



秘する花がある








丹精こめた




次回は納得したい



















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クオリティ






夕方
今回はじめてシアターに来られたお客さまの感想が届いた


小雨にぬれながら
それを伝えに来てくれた常連の方と話がはずんだ






あの一本の百合は香りをなくしたが



影は手品のようだ









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それでは また半年後





熱い魂をもって






                                    (月代)






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雪の朝


行き暮れだけの群雀


風人








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メタクシュ饗応の図定点撮影




それぞれの性を背負い、岩手山の懐に集う。背負って登るか、降ろして座るか…乾杯♪

                                                              (りつこ)




 

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母の寝ていた部屋には

ホトケ親族写真を飾った仏壇代わりの箪笥

古びて捨てれない玩具

使わない衣類 まだ食べない乾物

アルバムの山 大型書籍

などなどがあっち向きこっち向き雑然と置いてあり


畳は傷んでぬけるとこをアツベニ敷いて誤魔化し


窓からのすきま風にカーテンが常にゆれてるにかかわらず


暗い空気が止まって長居できない雰囲気である




そこに今


猫と娘が具合の良くない簡易ベッドをそのままに寝るようになった



あまりに好評なので
猫をたよりに横になってみると



パラダイス…


この心地よさはなに



天井にふわりと甘く温かなものがあり
それに包まれて眠るかんじ

わたしの解説に


わかるぅ まさにそれ!


娘の声がきらきら躍った













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黒の子猫は別室に居るから


この部屋のソファーにもぐった黒い尻尾はダレだとなった



歴代の猫にあてはまるモノはなく



見まちがえかとソレがミエる娘を疑ったが


いや アノコかもしれない

外風呂のフタに乗って暖をとっていた小さな子



姉妹の猫でエサをあげていたが その小さいほうだ


寒くなってさあこれからどうすると悩んでいた矢先 車に轢かれた



残った姉猫は家に入れた






ついて来た黒シッポ


これからいっしょに冬を過ごす











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子ども部屋がないまま 子どもは大人になった


手狭な貸家に生き物がふえると 家財の配置は変わり 食卓の席替えがおきる


初めて窓と向き合う席で 

冬の時間に見惚れた



引き続き サルトルから

「自由とは 自由であるべく 不自由になること」


ほしいものは そこにある














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犬二匹に猫二匹が加わった



折りあいがつかず
大騒動である




「地獄とは他人のこと」


これはサルトルの名言




他者との関係こそが難しい



そこに天国も介在しているからだろう











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これは模写



よくできたねとほめてあげたい




ここから先へは独りでいかなくてはならない













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窓のある



暮らしを選び



ここにいる












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雪渡り

まあこのそらの雲の量と


























まあこのそらの雲の量と
きみのおもひとどっちが多い
その複雑なきみの表情を見ては
ふくろふでさえ遁げてしまふ
清貧と豪奢はいっしょに来ない

複雑な表情を雲のやうに湛へながら
かれたすゞめのかたびらをふんで、
さういふふうに行ったり来たりするのも
たしかに一度はいいことだな
どんより曇って
そして西から風がふいて
松の梢はざあざあ鳴り
鋸の歯もりんりん鳴る

きみ 鋸は楽器のうちにあったかな

清貧と豪奢とは両立せず
いい芸術と恋の勝利は一緒に来ない
労働運動の首領にもなりたし
あのお嬢さんとも
行末永く付き合ひたい
そいつはとてもできないぜ



宮沢賢治








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5月メタクシュ始まりました


 




三重丸のテーマに沿った作品集まりました

今回の裏テーマはどうやら花のようです

とても素敵な空間と芝居でお待ちしております



メタクシュ お茶会シアター





















ブレヒト原作「セチュアンの善人」

19日(金)  19時〜
20(土) 21日(日)  14時〜



鳥のさえずり 沢の音  木々の深呼吸

劇場 三重まる


















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メタクシュの会 展示





















三重まるが集まりました。

16日(火)から始まります。









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三重まる























こんにちは


きみの瞳も


星祭り













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Kへ























鉄格子


移ル季節ノ


花アルカ







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三重まる





























君はだれ?











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この木は桜






























五分咲きです










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三重まる






























人の生は「見えない事態、語られない言葉、現わせない言動、飛び出さない衝動」に

満ちている



田中泯
















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春のメタクシュ




















5月16日からXXIメタクシュの会展示が始まります

お茶会シアターは
   19日(金) 19時〜
   20日(土) 21(日) 14時〜

今回のDMはTaro作
チラシは美術部のブログでRitsukoが載せてます

参加者もふえて三重まるが美味しそうです









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竹原ピストル
























積み重ねてきたもので戦うな


積み重ねてきたものと戦え














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隣人


























春の雪

畑に揃う異国びと











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⚪︎⚪︎⚪︎





















住むは澄む

ブッチャケカスミ

澄むに棲む















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⚪︎⚪︎⚪︎



























かたちを追う友人がいる



言葉は閉じられ
開かれるなにか

美しいとおもう



演劇でも閉じて伝わるコトがあり


それをめざす夢のような実験を試みている

















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⚪︎⚪︎⚪︎

































新聞は手触り


猫も手触り


乾いた薪 湿った薪


自分の右手に触れる自分の左手


左手に触れる右手








雪を乗せた夜にも触れてみる





















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逆鱗





















日々  踊っています

今日からこの曲














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⚪︎⚪︎⚪︎























小寒

−10度になりました。











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⚪︎⚪︎⚪︎

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あけましておめでとうございます





































春になるまでコッコッコ



















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⚪︎⚪︎⚪︎



































野良猫にペットボトルの湯タンポ

お待たせしました!

しがみついてる眠る姿

どうか朝まで冷めないように!




寒くなければ
明日を生きれる


















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⚪︎⚪︎⚪︎








































塩麹のつぎは甘麹をつくりましょう



とろりとした夢の伝達






















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⚪︎⚪︎⚪︎

















瓶のなかに好きなものをつめこんで

のぞきこむと



うきよばなれした雪がふっている























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僕はここにすわって一人の詩人を読んでいる。
ホールには大勢の人々がいるが、ちっともそんな気配は感じられない。
大勢の人間はみな書物の中にいるのだ。
ときどき、書物のページの中で彼らは動く。
眠っている人間が、二つの夢の間を寝返りするみたいだ。
読書する人々の中に座っているのは心が楽しい。
なぜ人間はいつもこのようであってくれぬのだろう。
誰かのそばへ行って、ちょっと肩に手を置いても、相手はそれに気づかない。
椅子から立ち上がり側に、隣の人とぶつかって、詫び言をいっても、
ただ相手は声のする方を向いて頷くだけだ。
頭がこちらを向いても、目はなんにも見ていない。
そんな人間の髪は眠っている人の髪のようにたいへん優しい。
僕は楽しい。
僕はここに座って、一人の詩人を持っているのだ。


リルケ『マルテの手記』




















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ちょりさんのお花は12月に入っても鮮やかです







メタクシュの風景動画は月代さんが奮闘中

もうしばらくお待ちください





本日のオススメはこちら

http://toyokeizai.net/articles/-/147753














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終わってみれば





























たがいにさりげなく敬意をはらいあい、自分の世界をしっかりと保っていました。

相手のためになにかをしてあげるなんてことはなく、

わかりあおうともしなければ、気にいられようともしませんでした。

こういうのも、居心地よくいっしょにすごす、ひとつの方法ではないでしょうか。



トーべ・ヤンソン 『ムーミン』


















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第20回メタクシュ

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やむにやまれぬ
















いよいよ今週となりました。

タイトルの響きそのまま切なる背景を感じる作品が集まりました。

こちらへ向かわれる方、遠くから想いを届けてくださる方、
それぞれの出逢いを楽しみにしております。

























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やむにやまれぬ





DM遅くなりました。

まもなく発送いたします。

どうぞよろしく。












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熱意

 ひたすらに狙う。

 祭りのひととき。

 あの日の思い出。

 

Nikon F6+AF-S Nikkor 50mm F1.4G
フジ スペリア400 プレミアム

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秋へ

 彩る衣装も秋に倣う。

 

 遠野まつり 一日市南部ばやし

 Nikon F6+AI AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
 フジ スペリア400 プレミアム

 

 小川琢磨

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畳が傷んで
 
 
ビニールの薄べりを敷いた
 
それもほつれ枯草のようになった
 
 
 
 
時はつつましく稼ぐ
 
 
 
 
 
 
 
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HOME





















母が家を離れて一年になる 

入れ代わりに猫がきた 


母と猫は面識がない 

ときおりあいさつを交わしている















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やむにやまれぬ夢




メタクシュの会にも何度か足を運んでいただいて縁のある大和田さんが
いよいよ夢の実現に向けて頑張っています。












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イリュージョン






















ことばの過食、つまみ食いをやめて

しばし断食。





すると静かな思考が立ち上がるらしい















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空気感

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やむにやまれなくて・・・

 秋からまたもモノクロ印画紙の値上げ。

 仕方なく、値上げ前に買い溜め。

 

 10年前は大カビネはひと箱1500円程度だったが、幾度も繰り返された値上げ。

 それが、今度の値上げで4000円近くになると思う。

 四つ切なんか、5000円超えるだろうな。

 

 それでもなお。

 

 

 フィルムで撮ることを。

 自家暗室でプリントすることを。

 諦めない。

 

 

 やむにやまれず。

 

 撮るということはやはり、そういうことになる。

 

 

 

 小川琢磨

 

  Nikon SP + W-Nikkor 2.8cm F3.5
 ネオパン100アクロス

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なにごとも
















































シンプルでなければいけない

「裏の空き地に囲いが出来たね」

「へえ(塀)」

裏の空き地なんぞ要らない

「囲いが出来たね」

「へえ」


これでいいんです



立川談志
















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やむにやまれず・・・・

 アパートの廊下、天井から蜘蛛の巣にかかり絶命した蛙が一匹ぶら下がって、もう数日経つ。

 

 まるでモズのハヤニエのように、主の蜘蛛は食べずにいる。

 

 果ててなおも、その自慢の脚は思いのほか長く、蛙であることを主張し続けるその姿、通るたびに目を止める。

 

 小川琢磨

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松川二十五菩薩像






















残欠の

風を捉えて

ソリチュード















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ひかれて

 町角にて。

 

 ツァイス コンテッサ35

 フジ プロビア100F

 

 小川琢磨

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 隔てるもの。

 

 山形県酒田市

 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2

 フジ ネオパン400プレスト

 

 小川琢磨

 

 

 

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 誰が見るのか。

 誰も見なくとも、見られてはいる。

 

 山形県酒田市

 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2

 フジ ネオパン400プレスト 小川琢磨

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港定景

 漁船を見ると、ホッとする。

 漁船を見ると、ホッとする。

 港の片隅にて。

 

 山形県酒田市

 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2

 フジ ネオパン400プレスト 小川琢磨

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入り口

 朽ち行く定めと向かい合い。
 
 山形県酒田市
 Nikon SP + W-NIKKOR 3.5cm F1.8
 フジ ネオパン400プレスト
   
                   小川琢磨

 

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気配

 
 
 それはガラス戸の向こう。
 
 山形県酒田市
 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2
 フジ ネオパン400プレスト
                  小川琢磨

日影


 白を求めて、黒を得る。
 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2
 フジ ネオパン400プレスト
    小川琢磨
 
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やむにやまれぬ





















光の粉をまぶしたように
フランスの丘という丘が
淡いオレンジに輝いているのは
ポールセザンヌのせいである

破戒なのか革命なのか
関節のゴツゴツした音は
たまげた構図の中で休む
エゴンシーレは誰なのか

一人ぼっちは絵描きになる
一人ぼっちは絵描きになる

むろん正気などではありはせぬ
赤いガランス内なるデカダン
村山槐多 思いし夜は
何ためらうことなく殘酷になる

覚悟などとるに足らぬのだ
いつか君に励まされた
長谷川利行 さみしかないか
今日のメシはさみしかないか

一人ぼっちは絵描きになる
一人ぼっちは絵描きになる

確かなものなぞ何ひとつない
人とて詮ない肉片なり
フランシスベーコンはるかなりけり
いつかおぼろげなハグをした

軽きに空をちぎって見せる
パウルグレーの欲深き指は
甘美な鳥の爪跡か
名も無き民の暗号か

一人ぼっちは絵描きになる
一人ぼっちは絵描きになる

台風が好きだった
黄色いパレット カタカタ鳴らせば
越年の雪の小窓で揺れる
関根正二あなたでしたか





友川カズキ
「一人ぼっちは絵描きになる」














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メタクシュ


42年ぶりに再会した同級生には


ゆっくり紐をほどいて名刺を渡す


こういうことをやってるの

じゃ金持ちだな



だって趣味でやれてんだから













はずれであり

正解である















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湿気

ツァイス コンテッサ35
 プロビア100F
 飯森山公園
小川琢磨
 
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次元





















ときどき目をつぶって触れる















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気層























灰いろはがねのそらの環
あゝ いとしく思ふものが
そのままどこへ行ってしまったかわからないことが
なんといふいいことだろう…



風のながれと眠りによって
みんな一緒に酸化されまた還元される



宮沢賢治















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第19回メタクシュ


















暑い中、遠方からもおいでいただきありがとうございました。


会場風景、芝居の動画は編集中ですので
もうしばらくお待ちください。


三日間の芝居の後、恒例のお茶会で楽しく語らい、
では秋のメタクシュでとお別れの時、皆さんの笑顔が眩しかったです。











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本日最終日




最終練習風景




撮影 里舘






詠む


 語るのではなく。
 つまりは、残すこと。

Nikon SP + NIKKOR-S・C 5cm F1.4
フジ ネオパン400 プレスト
吉里吉里海岸(2015.7撮影)
小川琢磨
  
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jazz



















プラス能の幽幻


意表をつく作風です












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角館平福百穂美術館で写真展






















内藤忠行さんの桜です




















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詠む



木は倒れ


開拓悲話に


昼の月
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詠む


 時を経しとも、残り輝くこと。

 Mamiya7Ⅱ + N65mm F4L
 ベルビア100
 栃木県那須町芦野
   小川琢磨
 
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花いちもんめ



















のら猫を

くるんで終わる

母の服











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詠む


 そよぎ、なびくこと。

 Mamiya7Ⅱ + N150mm F4.5L
 ベルビア50
 栃木県那須町芦野
    小川琢磨
 
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断片



シェークスピアの「真夏の夜の夢」は音楽も出演者が奏でるという演出だった。

音楽担当はドイツの指揮者コンクールで優勝した新進気鋭の音楽家だが、最近生まれた赤ん坊の話など気さくに雑談をしてすぐに打ち解けた。

いざ今日は音楽の練習となり、どんなプランでこの壮大な戯曲を彩どるのか、与えられた楽曲楽器を短期間でこなせるのか、期待と不安の待ち受けるなか彼はよく見慣れた楽器を取りだした。

この僕が作った曲をぜんぶ縦笛でやります。
歌もあります。



縦笛って…



それ学校の音楽で使ってるやつ?

それで、音、
聞こえますか?


当時1000人ホールでもマイクはいっさい使わない。



はい 新鮮です!
自分たちの音楽だから それでいいのです!


指揮者は終始にこやかに嬉しくたまらないといった顔でわずかな質問に答えた後、自ら縦笛を吹いてみせた。








作るという基本を教わったのだとおもう。















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福寿草


咲きました




黄色は春の最初の色です


















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詠む




 つまりは、いきること。

 ゼンザブロニカEC + NIKKOR-D 40mm F4
 ネオパン アクロス
 茨城県結城市



小川琢磨







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詠む





時の流れとその語り部たちへ。

 ゼンザブロニカEC + NIKKOR-D 40mm F4
 ネオパン アクロス
 茨城県結城市


小川 琢磨











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秘事




手の気から

オーラの色を見ようと試みてるうち

テディベアの気はどれほどかと

いかにも愛いっぱいの子を暗闇にひっぱりこみ
その手を持ち上げた

するとすぐ

ビーム光線のような気が一直線に伸びた

すげっ愛だっ 

わたしのモヤモヤ気とは格がちがう





人体解剖の実習から帰ってきた娘に


気ってなんだ!どこから出る?
習ってきたか?と聞くが


気ねえ~
そうねえ~


歌うように通りすぎていった















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読む

シニカルなあいつ
でも
気さくに話しかけてくれた
本にサインしてくれた
 
めずらしくミーハーな私
 
この日は24日だったけど・・・
            
      古い乙女  りつこ
 
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青二才


呼ばれたさきの


月 火花


















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読む





このカップで60℃珈琲を飲むと
安い粉がワルツになります


これ19世紀仏アンティークカップ!
見せびらかしたとたん

ブリュロ!

と名を当てたのはtaroさん



ブリュくち
と読んでた私は


taroさんに優雅にお辞儀いたします










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詠む




平石君が演劇界で快挙をとげる前のこと

ひとり芝居を演じるから来てくださいと声をかけられ小さな公民館の一室にでかけた


旧知の面々と挨拶をかわす私のそばから当時の連れ合いが僕たち別れますからと公演スケジュールを押さえるがごとく全員にきちきちと報告した

なんでいま言うか
私は不本意な気がしたが同意の笑顔をふりまいていた


はじめます!
自分で号令をかけ平石君は何もない平面に現れると梯子のようなものに昇る仕草を始めたがすぐに
まちがえました!もう一回やりなおします!と急いで引っ込み 
また出てきて何かに登るようなことから始まり あとはわけのわからない独り言が続きナニかから落ちた仕草があり全体30分ほどたつと 
おわります!と頭を下げた

そこでこちらは終わったんだと安堵した


その芝居にみんながどんな反応をしたか忘れたがおざなりではない拍手がおこりケチをつけるものはいなかった


若い意欲をかったのかもしれない
高揚した平石君の肩を交互にたたき

さあ帰ろうという段になって

駐車場の奥に停めた大型トラックがぬかるみにはまって動かないと駆けもどってきた者がいた


この芝居に間に合わせるため旅公演の帰りに直通で馳せ参じた劇団のトラックだった



そこにいた劇団員十人ほどがいっせいに飛び出した


外は激しい雨で風が吹き荒れているなか必死でかけあう大きな声が雷のあいまに聞こえた
ガラスごしにゆらめく人影はずぶ濡れになりながら笑っていたように見えた




40年も前のこと





思い出すとゆらめくトラックはなぜか船になる


嵐のある日
乗り合わせた船の光景となり


つまらない想いを蹴散らしていく




















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おみくじ




ー失せものー






ものにかくれて出ず

















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誰かが云った






戦後に生まれ戦前に死ぬ
























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しあわせ







きょうは爆撃がない






















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よろしくね




ぼくはサーカスにいた熊






出番はなかったけどね






















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賀正


髪飾り試作品、作りつつ、一応、紅白垂れ流し。
らしくない年越し。

あ! 日が変わって昭和より平成を生きた時間が長くなった。私の計算によれば…
とりたてて
何事もなしお正月
這子

さっ 賀状の返事書こう!






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差別にあらがう歌



かつて奴隷取引の拠点だった米南部サウスカロライナ州チャールストン。
ここで昨年6月、白人至上主義の男に射殺された牧師ら黒人9人の追悼式があった。
大勢の参列者を前に、黒のスーツに身を包んだオバマ大統領が壇上に立った。
力強く進んでいたスピーチが、突然止まった。
沈黙が10秒ほど続いた。
オバマ氏は演台で下を向いていた。
何を言おうとしているのか、
そう思った直後、オバマ氏は伴奏なしで歌い始めた。





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おめでとうございます





息子は渋谷の交差点で年越した







秋田では
「ほじなし」と云う










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大つごもり



悲喜こもごも…なく大つごもり、
黒豆、おなます、煮付け、雑煮の下ごしらえ
初めて初売りのチラシ眺めてエアロバイクを買おうと思う。
ねねの髪飾りを手作り中。
ブラックスワン 映画見た、スゴ、みた?
あ!宝くじの抽選日。10億?って。買ってないが…
寄稿は敷居が高いのよ。近況でいい?
 
風呂は入り、煮付けと漬物を肴に
大つごもりは宵の口。日が変わるころまで
起きていられるかしら。
 
よいお年を♪

(文 律子)









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「異途への出発」宮沢賢治



月の惑みと
巨きな雪の盤とのなかに
あてなくひとり下り立てば
あしもとは軋り
寒冷でまっくろな空虚は
がらんと額に臨んでいる


…楽手たちは蒼ざめて死に
嬰児は水いろのもやにうまれた…

尖った青い燐光が
いちめんそこらの雪を縫って
せはしく浮いたり沈んだり
しんしんと風を集積する

…ああアカシアの黒い列…

みんなに義理をかいてまで
こんや旅だつこのみちも
じつはただしいものでなく
誰のためにもならないのだとわかっていて
それでどうにもならないのだ

…底びかりする水晶天の
一ひら白いひびのあと…


雪が一そうまたたいて
そこらを海よりさびしくする


















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益子焼


今年は古田織部没後400年だった様で、
いつもよりへうげものの器をよく見かけました。
でもやっぱり、民芸の方が好きだな。

成井窯(益子),  素焼きの蓋物


TARO












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落花






つまむとかさこそと枯れシクラメン




移して映して撮したら


妖しい湿気に包まれた










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RITSUKO聖夜




母の容態が良くなくいつどうなるかわからないと覚悟してから1ヶ月たった


母と私は友だちのように生きて暮らしてきたから私だけが笑ってケーキを食べたりしてると母はずるいなあと思ってるにちがいない


もうすぐ死ぬのも自分だけで娘の方はいつも通り生きていくのか
なんてつまらない
とおもったりしてくれるといい


万が一優しい気持ちでこちらの幸せを願ったり想われたりしてたらどうしたものか


真意はどちらかと
意識も反応も見せないボケた母の魂をのぞくのが怖くて
もう病院の見舞いには行かないと断言したとき


タノムカラアイニイッテイキテルウチニアッテキテ


というお節介メールがきた





逆の立場だったら


いいよ いかなくて
と肯定して理解したつもりになるだろう

だが
タノムカラ


ひりひりする気持ち

わたしになりかわって転んだ傷を痛がってる
そのヒリヒリだ









ともだちのなかの上級だな


いつか私も特別なお節介を返したいと思ってる




















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文集発送しました






11月にもう花が開いて終わりだからと値引きされた百合が最後の蕾を留めています


それが薔薇のときもありました






命のじかんは容赦なく断たれますが


理屈にあわない余興も時に見せてくれます













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同じ窓のおなじ時刻で景色が変わる
つかの間の変幻だ





相手がひとである場合


さまざまな景色を
こちらが見逃しているのかもしれない、




性懲りもなく
展開するあたらしいなにかを。

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クオリティ







なんど見ても聞いても腑に落ちるものには



秘する花がある








丹精こめた




次回は納得したい



















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クオリティ






夕方
今回はじめてシアターに来られたお客さまの感想が届いた


小雨にぬれながら
それを伝えに来てくれた常連の方と話がはずんだ






あの一本の百合は香りをなくしたが



影は手品のようだ









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それでは また半年後





熱い魂をもって






                                    (月代)






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雪の朝


行き暮れだけの群雀


風人








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メタクシュ饗応の図定点撮影




それぞれの性を背負い、岩手山の懐に集う。背負って登るか、降ろして座るか…乾杯♪

                                                              (りつこ)




 

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母の寝ていた部屋には

ホトケ親族写真を飾った仏壇代わりの箪笥

古びて捨てれない玩具

使わない衣類 まだ食べない乾物

アルバムの山 大型書籍

などなどがあっち向きこっち向き雑然と置いてあり


畳は傷んでぬけるとこをアツベニ敷いて誤魔化し


窓からのすきま風にカーテンが常にゆれてるにかかわらず


暗い空気が止まって長居できない雰囲気である




そこに今


猫と娘が具合の良くない簡易ベッドをそのままに寝るようになった



あまりに好評なので
猫をたよりに横になってみると



パラダイス…


この心地よさはなに



天井にふわりと甘く温かなものがあり
それに包まれて眠るかんじ

わたしの解説に


わかるぅ まさにそれ!


娘の声がきらきら躍った













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黒の子猫は別室に居るから


この部屋のソファーにもぐった黒い尻尾はダレだとなった



歴代の猫にあてはまるモノはなく



見まちがえかとソレがミエる娘を疑ったが


いや アノコかもしれない

外風呂のフタに乗って暖をとっていた小さな子



姉妹の猫でエサをあげていたが その小さいほうだ


寒くなってさあこれからどうすると悩んでいた矢先 車に轢かれた



残った姉猫は家に入れた






ついて来た黒シッポ


これからいっしょに冬を過ごす











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子ども部屋がないまま 子どもは大人になった


手狭な貸家に生き物がふえると 家財の配置は変わり 食卓の席替えがおきる


初めて窓と向き合う席で 

冬の時間に見惚れた



引き続き サルトルから

「自由とは 自由であるべく 不自由になること」


ほしいものは そこにある














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犬二匹に猫二匹が加わった



折りあいがつかず
大騒動である




「地獄とは他人のこと」


これはサルトルの名言




他者との関係こそが難しい



そこに天国も介在しているからだろう











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これは模写



よくできたねとほめてあげたい




ここから先へは独りでいかなくてはならない













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窓のある



暮らしを選び



ここにいる












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雪渡り

まあこのそらの雲の量と


























まあこのそらの雲の量と
きみのおもひとどっちが多い
その複雑なきみの表情を見ては
ふくろふでさえ遁げてしまふ
清貧と豪奢はいっしょに来ない

複雑な表情を雲のやうに湛へながら
かれたすゞめのかたびらをふんで、
さういふふうに行ったり来たりするのも
たしかに一度はいいことだな
どんより曇って
そして西から風がふいて
松の梢はざあざあ鳴り
鋸の歯もりんりん鳴る

きみ 鋸は楽器のうちにあったかな

清貧と豪奢とは両立せず
いい芸術と恋の勝利は一緒に来ない
労働運動の首領にもなりたし
あのお嬢さんとも
行末永く付き合ひたい
そいつはとてもできないぜ



宮沢賢治








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5月メタクシュ始まりました


 




三重丸のテーマに沿った作品集まりました

今回の裏テーマはどうやら花のようです

とても素敵な空間と芝居でお待ちしております



メタクシュ お茶会シアター





















ブレヒト原作「セチュアンの善人」

19日(金)  19時〜
20(土) 21日(日)  14時〜



鳥のさえずり 沢の音  木々の深呼吸

劇場 三重まる


















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メタクシュの会 展示





















三重まるが集まりました。

16日(火)から始まります。









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三重まる























こんにちは


きみの瞳も


星祭り













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Kへ























鉄格子


移ル季節ノ


花アルカ







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三重まる





























君はだれ?











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この木は桜






























五分咲きです










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三重まる






























人の生は「見えない事態、語られない言葉、現わせない言動、飛び出さない衝動」に

満ちている



田中泯
















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春のメタクシュ




















5月16日からXXIメタクシュの会展示が始まります

お茶会シアターは
   19日(金) 19時〜
   20日(土) 21(日) 14時〜

今回のDMはTaro作
チラシは美術部のブログでRitsukoが載せてます

参加者もふえて三重まるが美味しそうです









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竹原ピストル
























積み重ねてきたもので戦うな


積み重ねてきたものと戦え














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隣人


























春の雪

畑に揃う異国びと











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⚪︎⚪︎⚪︎





















住むは澄む

ブッチャケカスミ

澄むに棲む















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⚪︎⚪︎⚪︎



























かたちを追う友人がいる



言葉は閉じられ
開かれるなにか

美しいとおもう



演劇でも閉じて伝わるコトがあり


それをめざす夢のような実験を試みている

















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⚪︎⚪︎⚪︎

































新聞は手触り


猫も手触り


乾いた薪 湿った薪


自分の右手に触れる自分の左手


左手に触れる右手








雪を乗せた夜にも触れてみる





















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逆鱗





















日々  踊っています

今日からこの曲














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⚪︎⚪︎⚪︎























小寒

−10度になりました。











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⚪︎⚪︎⚪︎

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あけましておめでとうございます





































春になるまでコッコッコ



















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⚪︎⚪︎⚪︎



































野良猫にペットボトルの湯タンポ

お待たせしました!

しがみついてる眠る姿

どうか朝まで冷めないように!




寒くなければ
明日を生きれる


















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⚪︎⚪︎⚪︎








































塩麹のつぎは甘麹をつくりましょう



とろりとした夢の伝達






















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⚪︎⚪︎⚪︎

















瓶のなかに好きなものをつめこんで

のぞきこむと



うきよばなれした雪がふっている























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僕はここにすわって一人の詩人を読んでいる。
ホールには大勢の人々がいるが、ちっともそんな気配は感じられない。
大勢の人間はみな書物の中にいるのだ。
ときどき、書物のページの中で彼らは動く。
眠っている人間が、二つの夢の間を寝返りするみたいだ。
読書する人々の中に座っているのは心が楽しい。
なぜ人間はいつもこのようであってくれぬのだろう。
誰かのそばへ行って、ちょっと肩に手を置いても、相手はそれに気づかない。
椅子から立ち上がり側に、隣の人とぶつかって、詫び言をいっても、
ただ相手は声のする方を向いて頷くだけだ。
頭がこちらを向いても、目はなんにも見ていない。
そんな人間の髪は眠っている人の髪のようにたいへん優しい。
僕は楽しい。
僕はここに座って、一人の詩人を持っているのだ。


リルケ『マルテの手記』




















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ちょりさんのお花は12月に入っても鮮やかです







メタクシュの風景動画は月代さんが奮闘中

もうしばらくお待ちください





本日のオススメはこちら

http://toyokeizai.net/articles/-/147753














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終わってみれば





























たがいにさりげなく敬意をはらいあい、自分の世界をしっかりと保っていました。

相手のためになにかをしてあげるなんてことはなく、

わかりあおうともしなければ、気にいられようともしませんでした。

こういうのも、居心地よくいっしょにすごす、ひとつの方法ではないでしょうか。



トーべ・ヤンソン 『ムーミン』


















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第20回メタクシュ

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やむにやまれぬ
















いよいよ今週となりました。

タイトルの響きそのまま切なる背景を感じる作品が集まりました。

こちらへ向かわれる方、遠くから想いを届けてくださる方、
それぞれの出逢いを楽しみにしております。

























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やむにやまれぬ





DM遅くなりました。

まもなく発送いたします。

どうぞよろしく。












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熱意

 ひたすらに狙う。

 祭りのひととき。

 あの日の思い出。

 

Nikon F6+AF-S Nikkor 50mm F1.4G
フジ スペリア400 プレミアム

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秋へ

 彩る衣装も秋に倣う。

 

 遠野まつり 一日市南部ばやし

 Nikon F6+AI AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
 フジ スペリア400 プレミアム

 

 小川琢磨

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畳が傷んで
 
 
ビニールの薄べりを敷いた
 
それもほつれ枯草のようになった
 
 
 
 
時はつつましく稼ぐ
 
 
 
 
 
 
 
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HOME





















母が家を離れて一年になる 

入れ代わりに猫がきた 


母と猫は面識がない 

ときおりあいさつを交わしている















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やむにやまれぬ夢




メタクシュの会にも何度か足を運んでいただいて縁のある大和田さんが
いよいよ夢の実現に向けて頑張っています。












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イリュージョン






















ことばの過食、つまみ食いをやめて

しばし断食。





すると静かな思考が立ち上がるらしい















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空気感

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やむにやまれなくて・・・

 秋からまたもモノクロ印画紙の値上げ。

 仕方なく、値上げ前に買い溜め。

 

 10年前は大カビネはひと箱1500円程度だったが、幾度も繰り返された値上げ。

 それが、今度の値上げで4000円近くになると思う。

 四つ切なんか、5000円超えるだろうな。

 

 それでもなお。

 

 

 フィルムで撮ることを。

 自家暗室でプリントすることを。

 諦めない。

 

 

 やむにやまれず。

 

 撮るということはやはり、そういうことになる。

 

 

 

 小川琢磨

 

  Nikon SP + W-Nikkor 2.8cm F3.5
 ネオパン100アクロス

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なにごとも
















































シンプルでなければいけない

「裏の空き地に囲いが出来たね」

「へえ(塀)」

裏の空き地なんぞ要らない

「囲いが出来たね」

「へえ」


これでいいんです



立川談志
















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やむにやまれず・・・・

 アパートの廊下、天井から蜘蛛の巣にかかり絶命した蛙が一匹ぶら下がって、もう数日経つ。

 

 まるでモズのハヤニエのように、主の蜘蛛は食べずにいる。

 

 果ててなおも、その自慢の脚は思いのほか長く、蛙であることを主張し続けるその姿、通るたびに目を止める。

 

 小川琢磨

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松川二十五菩薩像






















残欠の

風を捉えて

ソリチュード















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ひかれて

 町角にて。

 

 ツァイス コンテッサ35

 フジ プロビア100F

 

 小川琢磨

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 隔てるもの。

 

 山形県酒田市

 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2

 フジ ネオパン400プレスト

 

 小川琢磨

 

 

 

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 誰が見るのか。

 誰も見なくとも、見られてはいる。

 

 山形県酒田市

 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2

 フジ ネオパン400プレスト 小川琢磨

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港定景

 漁船を見ると、ホッとする。

 漁船を見ると、ホッとする。

 港の片隅にて。

 

 山形県酒田市

 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2

 フジ ネオパン400プレスト 小川琢磨

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入り口

 朽ち行く定めと向かい合い。
 
 山形県酒田市
 Nikon SP + W-NIKKOR 3.5cm F1.8
 フジ ネオパン400プレスト
   
                   小川琢磨

 

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気配

 
 
 それはガラス戸の向こう。
 
 山形県酒田市
 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2
 フジ ネオパン400プレスト
                  小川琢磨

日影


 白を求めて、黒を得る。
 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2
 フジ ネオパン400プレスト
    小川琢磨
 
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やむにやまれぬ





















光の粉をまぶしたように
フランスの丘という丘が
淡いオレンジに輝いているのは
ポールセザンヌのせいである

破戒なのか革命なのか
関節のゴツゴツした音は
たまげた構図の中で休む
エゴンシーレは誰なのか

一人ぼっちは絵描きになる
一人ぼっちは絵描きになる

むろん正気などではありはせぬ
赤いガランス内なるデカダン
村山槐多 思いし夜は
何ためらうことなく殘酷になる

覚悟などとるに足らぬのだ
いつか君に励まされた
長谷川利行 さみしかないか
今日のメシはさみしかないか

一人ぼっちは絵描きになる
一人ぼっちは絵描きになる

確かなものなぞ何ひとつない
人とて詮ない肉片なり
フランシスベーコンはるかなりけり
いつかおぼろげなハグをした

軽きに空をちぎって見せる
パウルグレーの欲深き指は
甘美な鳥の爪跡か
名も無き民の暗号か

一人ぼっちは絵描きになる
一人ぼっちは絵描きになる

台風が好きだった
黄色いパレット カタカタ鳴らせば
越年の雪の小窓で揺れる
関根正二あなたでしたか





友川カズキ
「一人ぼっちは絵描きになる」














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メタクシュ


42年ぶりに再会した同級生には


ゆっくり紐をほどいて名刺を渡す


こういうことをやってるの

じゃ金持ちだな



だって趣味でやれてんだから













はずれであり

正解である















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湿気

ツァイス コンテッサ35
 プロビア100F
 飯森山公園
小川琢磨
 
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次元





















ときどき目をつぶって触れる















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気層























灰いろはがねのそらの環
あゝ いとしく思ふものが
そのままどこへ行ってしまったかわからないことが
なんといふいいことだろう…



風のながれと眠りによって
みんな一緒に酸化されまた還元される



宮沢賢治















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第19回メタクシュ


















暑い中、遠方からもおいでいただきありがとうございました。


会場風景、芝居の動画は編集中ですので
もうしばらくお待ちください。


三日間の芝居の後、恒例のお茶会で楽しく語らい、
では秋のメタクシュでとお別れの時、皆さんの笑顔が眩しかったです。











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本日最終日




最終練習風景




撮影 里舘






詠む


 語るのではなく。
 つまりは、残すこと。

Nikon SP + NIKKOR-S・C 5cm F1.4
フジ ネオパン400 プレスト
吉里吉里海岸(2015.7撮影)
小川琢磨
  
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jazz



















プラス能の幽幻


意表をつく作風です












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角館平福百穂美術館で写真展






















内藤忠行さんの桜です




















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詠む



木は倒れ


開拓悲話に


昼の月
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詠む


 時を経しとも、残り輝くこと。

 Mamiya7Ⅱ + N65mm F4L
 ベルビア100
 栃木県那須町芦野
   小川琢磨
 
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花いちもんめ



















のら猫を

くるんで終わる

母の服











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詠む


 そよぎ、なびくこと。

 Mamiya7Ⅱ + N150mm F4.5L
 ベルビア50
 栃木県那須町芦野
    小川琢磨
 
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断片



シェークスピアの「真夏の夜の夢」は音楽も出演者が奏でるという演出だった。

音楽担当はドイツの指揮者コンクールで優勝した新進気鋭の音楽家だが、最近生まれた赤ん坊の話など気さくに雑談をしてすぐに打ち解けた。

いざ今日は音楽の練習となり、どんなプランでこの壮大な戯曲を彩どるのか、与えられた楽曲楽器を短期間でこなせるのか、期待と不安の待ち受けるなか彼はよく見慣れた楽器を取りだした。

この僕が作った曲をぜんぶ縦笛でやります。
歌もあります。



縦笛って…



それ学校の音楽で使ってるやつ?

それで、音、
聞こえますか?


当時1000人ホールでもマイクはいっさい使わない。



はい 新鮮です!
自分たちの音楽だから それでいいのです!


指揮者は終始にこやかに嬉しくたまらないといった顔でわずかな質問に答えた後、自ら縦笛を吹いてみせた。








作るという基本を教わったのだとおもう。















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福寿草


咲きました




黄色は春の最初の色です


















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 つまりは、いきること。

 ゼンザブロニカEC + NIKKOR-D 40mm F4
 ネオパン アクロス
 茨城県結城市



小川琢磨







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詠む





時の流れとその語り部たちへ。

 ゼンザブロニカEC + NIKKOR-D 40mm F4
 ネオパン アクロス
 茨城県結城市


小川 琢磨











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秘事




手の気から

オーラの色を見ようと試みてるうち

テディベアの気はどれほどかと

いかにも愛いっぱいの子を暗闇にひっぱりこみ
その手を持ち上げた

するとすぐ

ビーム光線のような気が一直線に伸びた

すげっ愛だっ 

わたしのモヤモヤ気とは格がちがう





人体解剖の実習から帰ってきた娘に


気ってなんだ!どこから出る?
習ってきたか?と聞くが


気ねえ~
そうねえ~


歌うように通りすぎていった















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読む

シニカルなあいつ
でも
気さくに話しかけてくれた
本にサインしてくれた
 
めずらしくミーハーな私
 
この日は24日だったけど・・・
            
      古い乙女  りつこ
 
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青二才


呼ばれたさきの


月 火花


















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読む





このカップで60℃珈琲を飲むと
安い粉がワルツになります


これ19世紀仏アンティークカップ!
見せびらかしたとたん

ブリュロ!

と名を当てたのはtaroさん



ブリュくち
と読んでた私は


taroさんに優雅にお辞儀いたします










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詠む




平石君が演劇界で快挙をとげる前のこと

ひとり芝居を演じるから来てくださいと声をかけられ小さな公民館の一室にでかけた


旧知の面々と挨拶をかわす私のそばから当時の連れ合いが僕たち別れますからと公演スケジュールを押さえるがごとく全員にきちきちと報告した

なんでいま言うか
私は不本意な気がしたが同意の笑顔をふりまいていた


はじめます!
自分で号令をかけ平石君は何もない平面に現れると梯子のようなものに昇る仕草を始めたがすぐに
まちがえました!もう一回やりなおします!と急いで引っ込み 
また出てきて何かに登るようなことから始まり あとはわけのわからない独り言が続きナニかから落ちた仕草があり全体30分ほどたつと 
おわります!と頭を下げた

そこでこちらは終わったんだと安堵した


その芝居にみんながどんな反応をしたか忘れたがおざなりではない拍手がおこりケチをつけるものはいなかった


若い意欲をかったのかもしれない
高揚した平石君の肩を交互にたたき

さあ帰ろうという段になって

駐車場の奥に停めた大型トラックがぬかるみにはまって動かないと駆けもどってきた者がいた


この芝居に間に合わせるため旅公演の帰りに直通で馳せ参じた劇団のトラックだった



そこにいた劇団員十人ほどがいっせいに飛び出した


外は激しい雨で風が吹き荒れているなか必死でかけあう大きな声が雷のあいまに聞こえた
ガラスごしにゆらめく人影はずぶ濡れになりながら笑っていたように見えた




40年も前のこと





思い出すとゆらめくトラックはなぜか船になる


嵐のある日
乗り合わせた船の光景となり


つまらない想いを蹴散らしていく




















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おみくじ




ー失せものー






ものにかくれて出ず

















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誰かが云った






戦後に生まれ戦前に死ぬ
























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しあわせ







きょうは爆撃がない






















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よろしくね




ぼくはサーカスにいた熊






出番はなかったけどね






















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賀正


髪飾り試作品、作りつつ、一応、紅白垂れ流し。
らしくない年越し。

あ! 日が変わって昭和より平成を生きた時間が長くなった。私の計算によれば…
とりたてて
何事もなしお正月
這子

さっ 賀状の返事書こう!






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差別にあらがう歌



かつて奴隷取引の拠点だった米南部サウスカロライナ州チャールストン。
ここで昨年6月、白人至上主義の男に射殺された牧師ら黒人9人の追悼式があった。
大勢の参列者を前に、黒のスーツに身を包んだオバマ大統領が壇上に立った。
力強く進んでいたスピーチが、突然止まった。
沈黙が10秒ほど続いた。
オバマ氏は演台で下を向いていた。
何を言おうとしているのか、
そう思った直後、オバマ氏は伴奏なしで歌い始めた。





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おめでとうございます





息子は渋谷の交差点で年越した







秋田では
「ほじなし」と云う










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大つごもり



悲喜こもごも…なく大つごもり、
黒豆、おなます、煮付け、雑煮の下ごしらえ
初めて初売りのチラシ眺めてエアロバイクを買おうと思う。
ねねの髪飾りを手作り中。
ブラックスワン 映画見た、スゴ、みた?
あ!宝くじの抽選日。10億?って。買ってないが…
寄稿は敷居が高いのよ。近況でいい?
 
風呂は入り、煮付けと漬物を肴に
大つごもりは宵の口。日が変わるころまで
起きていられるかしら。
 
よいお年を♪

(文 律子)









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「異途への出発」宮沢賢治



月の惑みと
巨きな雪の盤とのなかに
あてなくひとり下り立てば
あしもとは軋り
寒冷でまっくろな空虚は
がらんと額に臨んでいる


…楽手たちは蒼ざめて死に
嬰児は水いろのもやにうまれた…

尖った青い燐光が
いちめんそこらの雪を縫って
せはしく浮いたり沈んだり
しんしんと風を集積する

…ああアカシアの黒い列…

みんなに義理をかいてまで
こんや旅だつこのみちも
じつはただしいものでなく
誰のためにもならないのだとわかっていて
それでどうにもならないのだ

…底びかりする水晶天の
一ひら白いひびのあと…


雪が一そうまたたいて
そこらを海よりさびしくする


















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益子焼


今年は古田織部没後400年だった様で、
いつもよりへうげものの器をよく見かけました。
でもやっぱり、民芸の方が好きだな。

成井窯(益子),  素焼きの蓋物


TARO












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落花






つまむとかさこそと枯れシクラメン




移して映して撮したら


妖しい湿気に包まれた










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RITSUKO聖夜




母の容態が良くなくいつどうなるかわからないと覚悟してから1ヶ月たった


母と私は友だちのように生きて暮らしてきたから私だけが笑ってケーキを食べたりしてると母はずるいなあと思ってるにちがいない


もうすぐ死ぬのも自分だけで娘の方はいつも通り生きていくのか
なんてつまらない
とおもったりしてくれるといい


万が一優しい気持ちでこちらの幸せを願ったり想われたりしてたらどうしたものか


真意はどちらかと
意識も反応も見せないボケた母の魂をのぞくのが怖くて
もう病院の見舞いには行かないと断言したとき


タノムカラアイニイッテイキテルウチニアッテキテ


というお節介メールがきた





逆の立場だったら


いいよ いかなくて
と肯定して理解したつもりになるだろう

だが
タノムカラ


ひりひりする気持ち

わたしになりかわって転んだ傷を痛がってる
そのヒリヒリだ









ともだちのなかの上級だな


いつか私も特別なお節介を返したいと思ってる




















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文集発送しました






11月にもう花が開いて終わりだからと値引きされた百合が最後の蕾を留めています


それが薔薇のときもありました






命のじかんは容赦なく断たれますが


理屈にあわない余興も時に見せてくれます













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同じ窓のおなじ時刻で景色が変わる
つかの間の変幻だ





相手がひとである場合


さまざまな景色を
こちらが見逃しているのかもしれない、




性懲りもなく
展開するあたらしいなにかを。

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クオリティ







なんど見ても聞いても腑に落ちるものには



秘する花がある








丹精こめた




次回は納得したい



















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クオリティ






夕方
今回はじめてシアターに来られたお客さまの感想が届いた


小雨にぬれながら
それを伝えに来てくれた常連の方と話がはずんだ






あの一本の百合は香りをなくしたが



影は手品のようだ









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それでは また半年後





熱い魂をもって






                                    (月代)






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雪の朝


行き暮れだけの群雀


風人








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メタクシュ饗応の図定点撮影




それぞれの性を背負い、岩手山の懐に集う。背負って登るか、降ろして座るか…乾杯♪

                                                              (りつこ)




 

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母の寝ていた部屋には

ホトケ親族写真を飾った仏壇代わりの箪笥

古びて捨てれない玩具

使わない衣類 まだ食べない乾物

アルバムの山 大型書籍

などなどがあっち向きこっち向き雑然と置いてあり


畳は傷んでぬけるとこをアツベニ敷いて誤魔化し


窓からのすきま風にカーテンが常にゆれてるにかかわらず


暗い空気が止まって長居できない雰囲気である




そこに今


猫と娘が具合の良くない簡易ベッドをそのままに寝るようになった



あまりに好評なので
猫をたよりに横になってみると



パラダイス…


この心地よさはなに



天井にふわりと甘く温かなものがあり
それに包まれて眠るかんじ

わたしの解説に


わかるぅ まさにそれ!


娘の声がきらきら躍った













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黒の子猫は別室に居るから


この部屋のソファーにもぐった黒い尻尾はダレだとなった



歴代の猫にあてはまるモノはなく



見まちがえかとソレがミエる娘を疑ったが


いや アノコかもしれない

外風呂のフタに乗って暖をとっていた小さな子



姉妹の猫でエサをあげていたが その小さいほうだ


寒くなってさあこれからどうすると悩んでいた矢先 車に轢かれた



残った姉猫は家に入れた






ついて来た黒シッポ


これからいっしょに冬を過ごす











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子ども部屋がないまま 子どもは大人になった


手狭な貸家に生き物がふえると 家財の配置は変わり 食卓の席替えがおきる


初めて窓と向き合う席で 

冬の時間に見惚れた



引き続き サルトルから

「自由とは 自由であるべく 不自由になること」


ほしいものは そこにある














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犬二匹に猫二匹が加わった



折りあいがつかず
大騒動である




「地獄とは他人のこと」


これはサルトルの名言




他者との関係こそが難しい



そこに天国も介在しているからだろう











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これは模写



よくできたねとほめてあげたい




ここから先へは独りでいかなくてはならない













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窓のある



暮らしを選び



ここにいる












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雪渡り

まあこのそらの雲の量と


























まあこのそらの雲の量と
きみのおもひとどっちが多い
その複雑なきみの表情を見ては
ふくろふでさえ遁げてしまふ
清貧と豪奢はいっしょに来ない

複雑な表情を雲のやうに湛へながら
かれたすゞめのかたびらをふんで、
さういふふうに行ったり来たりするのも
たしかに一度はいいことだな
どんより曇って
そして西から風がふいて
松の梢はざあざあ鳴り
鋸の歯もりんりん鳴る

きみ 鋸は楽器のうちにあったかな

清貧と豪奢とは両立せず
いい芸術と恋の勝利は一緒に来ない
労働運動の首領にもなりたし
あのお嬢さんとも
行末永く付き合ひたい
そいつはとてもできないぜ



宮沢賢治








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5月メタクシュ始まりました


 




三重丸のテーマに沿った作品集まりました

今回の裏テーマはどうやら花のようです

とても素敵な空間と芝居でお待ちしております



メタクシュ お茶会シアター





















ブレヒト原作「セチュアンの善人」

19日(金)  19時〜
20(土) 21日(日)  14時〜



鳥のさえずり 沢の音  木々の深呼吸

劇場 三重まる


















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メタクシュの会 展示





















三重まるが集まりました。

16日(火)から始まります。









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三重まる























こんにちは


きみの瞳も


星祭り













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Kへ























鉄格子


移ル季節ノ


花アルカ







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三重まる





























君はだれ?











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この木は桜






























五分咲きです










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三重まる






























人の生は「見えない事態、語られない言葉、現わせない言動、飛び出さない衝動」に

満ちている



田中泯
















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春のメタクシュ




















5月16日からXXIメタクシュの会展示が始まります

お茶会シアターは
   19日(金) 19時〜
   20日(土) 21(日) 14時〜

今回のDMはTaro作
チラシは美術部のブログでRitsukoが載せてます

参加者もふえて三重まるが美味しそうです









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竹原ピストル
























積み重ねてきたもので戦うな


積み重ねてきたものと戦え














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隣人


























春の雪

畑に揃う異国びと











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⚪︎⚪︎⚪︎





















住むは澄む

ブッチャケカスミ

澄むに棲む















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⚪︎⚪︎⚪︎



























かたちを追う友人がいる



言葉は閉じられ
開かれるなにか

美しいとおもう



演劇でも閉じて伝わるコトがあり


それをめざす夢のような実験を試みている

















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⚪︎⚪︎⚪︎

































新聞は手触り


猫も手触り


乾いた薪 湿った薪


自分の右手に触れる自分の左手


左手に触れる右手








雪を乗せた夜にも触れてみる





















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逆鱗





















日々  踊っています

今日からこの曲














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⚪︎⚪︎⚪︎























小寒

−10度になりました。











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⚪︎⚪︎⚪︎

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あけましておめでとうございます





































春になるまでコッコッコ



















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⚪︎⚪︎⚪︎



































野良猫にペットボトルの湯タンポ

お待たせしました!

しがみついてる眠る姿

どうか朝まで冷めないように!




寒くなければ
明日を生きれる


















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⚪︎⚪︎⚪︎








































塩麹のつぎは甘麹をつくりましょう



とろりとした夢の伝達






















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⚪︎⚪︎⚪︎

















瓶のなかに好きなものをつめこんで

のぞきこむと



うきよばなれした雪がふっている























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僕はここにすわって一人の詩人を読んでいる。
ホールには大勢の人々がいるが、ちっともそんな気配は感じられない。
大勢の人間はみな書物の中にいるのだ。
ときどき、書物のページの中で彼らは動く。
眠っている人間が、二つの夢の間を寝返りするみたいだ。
読書する人々の中に座っているのは心が楽しい。
なぜ人間はいつもこのようであってくれぬのだろう。
誰かのそばへ行って、ちょっと肩に手を置いても、相手はそれに気づかない。
椅子から立ち上がり側に、隣の人とぶつかって、詫び言をいっても、
ただ相手は声のする方を向いて頷くだけだ。
頭がこちらを向いても、目はなんにも見ていない。
そんな人間の髪は眠っている人の髪のようにたいへん優しい。
僕は楽しい。
僕はここに座って、一人の詩人を持っているのだ。


リルケ『マルテの手記』




















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ちょりさんのお花は12月に入っても鮮やかです







メタクシュの風景動画は月代さんが奮闘中

もうしばらくお待ちください





本日のオススメはこちら

http://toyokeizai.net/articles/-/147753














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終わってみれば





























たがいにさりげなく敬意をはらいあい、自分の世界をしっかりと保っていました。

相手のためになにかをしてあげるなんてことはなく、

わかりあおうともしなければ、気にいられようともしませんでした。

こういうのも、居心地よくいっしょにすごす、ひとつの方法ではないでしょうか。



トーべ・ヤンソン 『ムーミン』


















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第20回メタクシュ

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やむにやまれぬ
















いよいよ今週となりました。

タイトルの響きそのまま切なる背景を感じる作品が集まりました。

こちらへ向かわれる方、遠くから想いを届けてくださる方、
それぞれの出逢いを楽しみにしております。

























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やむにやまれぬ





DM遅くなりました。

まもなく発送いたします。

どうぞよろしく。












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熱意

 ひたすらに狙う。

 祭りのひととき。

 あの日の思い出。

 

Nikon F6+AF-S Nikkor 50mm F1.4G
フジ スペリア400 プレミアム

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秋へ

 彩る衣装も秋に倣う。

 

 遠野まつり 一日市南部ばやし

 Nikon F6+AI AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
 フジ スペリア400 プレミアム

 

 小川琢磨

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畳が傷んで
 
 
ビニールの薄べりを敷いた
 
それもほつれ枯草のようになった
 
 
 
 
時はつつましく稼ぐ
 
 
 
 
 
 
 
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HOME





















母が家を離れて一年になる 

入れ代わりに猫がきた 


母と猫は面識がない 

ときおりあいさつを交わしている















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やむにやまれぬ夢




メタクシュの会にも何度か足を運んでいただいて縁のある大和田さんが
いよいよ夢の実現に向けて頑張っています。












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イリュージョン






















ことばの過食、つまみ食いをやめて

しばし断食。





すると静かな思考が立ち上がるらしい















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空気感

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やむにやまれなくて・・・

 秋からまたもモノクロ印画紙の値上げ。

 仕方なく、値上げ前に買い溜め。

 

 10年前は大カビネはひと箱1500円程度だったが、幾度も繰り返された値上げ。

 それが、今度の値上げで4000円近くになると思う。

 四つ切なんか、5000円超えるだろうな。

 

 それでもなお。

 

 

 フィルムで撮ることを。

 自家暗室でプリントすることを。

 諦めない。

 

 

 やむにやまれず。

 

 撮るということはやはり、そういうことになる。

 

 

 

 小川琢磨

 

  Nikon SP + W-Nikkor 2.8cm F3.5
 ネオパン100アクロス

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なにごとも
















































シンプルでなければいけない

「裏の空き地に囲いが出来たね」

「へえ(塀)」

裏の空き地なんぞ要らない

「囲いが出来たね」

「へえ」


これでいいんです



立川談志
















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やむにやまれず・・・・

 アパートの廊下、天井から蜘蛛の巣にかかり絶命した蛙が一匹ぶら下がって、もう数日経つ。

 

 まるでモズのハヤニエのように、主の蜘蛛は食べずにいる。

 

 果ててなおも、その自慢の脚は思いのほか長く、蛙であることを主張し続けるその姿、通るたびに目を止める。

 

 小川琢磨

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松川二十五菩薩像






















残欠の

風を捉えて

ソリチュード















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ひかれて

 町角にて。

 

 ツァイス コンテッサ35

 フジ プロビア100F

 

 小川琢磨

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 隔てるもの。

 

 山形県酒田市

 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2

 フジ ネオパン400プレスト

 

 小川琢磨

 

 

 

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 誰が見るのか。

 誰も見なくとも、見られてはいる。

 

 山形県酒田市

 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2

 フジ ネオパン400プレスト 小川琢磨

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港定景

 漁船を見ると、ホッとする。

 漁船を見ると、ホッとする。

 港の片隅にて。

 

 山形県酒田市

 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2

 フジ ネオパン400プレスト 小川琢磨

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入り口

 朽ち行く定めと向かい合い。
 
 山形県酒田市
 Nikon SP + W-NIKKOR 3.5cm F1.8
 フジ ネオパン400プレスト
   
                   小川琢磨

 

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気配

 
 
 それはガラス戸の向こう。
 
 山形県酒田市
 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2
 フジ ネオパン400プレスト
                  小川琢磨

日影


 白を求めて、黒を得る。
 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2
 フジ ネオパン400プレスト
    小川琢磨
 
0 コメント

やむにやまれぬ





















光の粉をまぶしたように
フランスの丘という丘が
淡いオレンジに輝いているのは
ポールセザンヌのせいである

破戒なのか革命なのか
関節のゴツゴツした音は
たまげた構図の中で休む
エゴンシーレは誰なのか

一人ぼっちは絵描きになる
一人ぼっちは絵描きになる

むろん正気などではありはせぬ
赤いガランス内なるデカダン
村山槐多 思いし夜は
何ためらうことなく殘酷になる

覚悟などとるに足らぬのだ
いつか君に励まされた
長谷川利行 さみしかないか
今日のメシはさみしかないか

一人ぼっちは絵描きになる
一人ぼっちは絵描きになる

確かなものなぞ何ひとつない
人とて詮ない肉片なり
フランシスベーコンはるかなりけり
いつかおぼろげなハグをした

軽きに空をちぎって見せる
パウルグレーの欲深き指は
甘美な鳥の爪跡か
名も無き民の暗号か

一人ぼっちは絵描きになる
一人ぼっちは絵描きになる

台風が好きだった
黄色いパレット カタカタ鳴らせば
越年の雪の小窓で揺れる
関根正二あなたでしたか





友川カズキ
「一人ぼっちは絵描きになる」














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メタクシュ


42年ぶりに再会した同級生には


ゆっくり紐をほどいて名刺を渡す


こういうことをやってるの

じゃ金持ちだな



だって趣味でやれてんだから













はずれであり

正解である















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湿気

ツァイス コンテッサ35
 プロビア100F
 飯森山公園
小川琢磨
 
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次元





















ときどき目をつぶって触れる















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気層























灰いろはがねのそらの環
あゝ いとしく思ふものが
そのままどこへ行ってしまったかわからないことが
なんといふいいことだろう…



風のながれと眠りによって
みんな一緒に酸化されまた還元される



宮沢賢治















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第19回メタクシュ


















暑い中、遠方からもおいでいただきありがとうございました。


会場風景、芝居の動画は編集中ですので
もうしばらくお待ちください。


三日間の芝居の後、恒例のお茶会で楽しく語らい、
では秋のメタクシュでとお別れの時、皆さんの笑顔が眩しかったです。











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本日最終日




最終練習風景




撮影 里舘






詠む


 語るのではなく。
 つまりは、残すこと。

Nikon SP + NIKKOR-S・C 5cm F1.4
フジ ネオパン400 プレスト
吉里吉里海岸(2015.7撮影)
小川琢磨
  
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jazz



















プラス能の幽幻


意表をつく作風です












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角館平福百穂美術館で写真展






















内藤忠行さんの桜です




















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詠む



木は倒れ


開拓悲話に


昼の月
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詠む


 時を経しとも、残り輝くこと。

 Mamiya7Ⅱ + N65mm F4L
 ベルビア100
 栃木県那須町芦野
   小川琢磨
 
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花いちもんめ



















のら猫を

くるんで終わる

母の服











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詠む


 そよぎ、なびくこと。

 Mamiya7Ⅱ + N150mm F4.5L
 ベルビア50
 栃木県那須町芦野
    小川琢磨
 
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断片



シェークスピアの「真夏の夜の夢」は音楽も出演者が奏でるという演出だった。

音楽担当はドイツの指揮者コンクールで優勝した新進気鋭の音楽家だが、最近生まれた赤ん坊の話など気さくに雑談をしてすぐに打ち解けた。

いざ今日は音楽の練習となり、どんなプランでこの壮大な戯曲を彩どるのか、与えられた楽曲楽器を短期間でこなせるのか、期待と不安の待ち受けるなか彼はよく見慣れた楽器を取りだした。

この僕が作った曲をぜんぶ縦笛でやります。
歌もあります。



縦笛って…



それ学校の音楽で使ってるやつ?

それで、音、
聞こえますか?


当時1000人ホールでもマイクはいっさい使わない。



はい 新鮮です!
自分たちの音楽だから それでいいのです!


指揮者は終始にこやかに嬉しくたまらないといった顔でわずかな質問に答えた後、自ら縦笛を吹いてみせた。








作るという基本を教わったのだとおもう。















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福寿草


咲きました




黄色は春の最初の色です


















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 つまりは、いきること。

 ゼンザブロニカEC + NIKKOR-D 40mm F4
 ネオパン アクロス
 茨城県結城市



小川琢磨







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詠む





時の流れとその語り部たちへ。

 ゼンザブロニカEC + NIKKOR-D 40mm F4
 ネオパン アクロス
 茨城県結城市


小川 琢磨











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秘事




手の気から

オーラの色を見ようと試みてるうち

テディベアの気はどれほどかと

いかにも愛いっぱいの子を暗闇にひっぱりこみ
その手を持ち上げた

するとすぐ

ビーム光線のような気が一直線に伸びた

すげっ愛だっ 

わたしのモヤモヤ気とは格がちがう





人体解剖の実習から帰ってきた娘に


気ってなんだ!どこから出る?
習ってきたか?と聞くが


気ねえ~
そうねえ~


歌うように通りすぎていった















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読む

シニカルなあいつ
でも
気さくに話しかけてくれた
本にサインしてくれた
 
めずらしくミーハーな私
 
この日は24日だったけど・・・
            
      古い乙女  りつこ
 
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青二才


呼ばれたさきの


月 火花


















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読む





このカップで60℃珈琲を飲むと
安い粉がワルツになります


これ19世紀仏アンティークカップ!
見せびらかしたとたん

ブリュロ!

と名を当てたのはtaroさん



ブリュくち
と読んでた私は


taroさんに優雅にお辞儀いたします










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平石君が演劇界で快挙をとげる前のこと

ひとり芝居を演じるから来てくださいと声をかけられ小さな公民館の一室にでかけた


旧知の面々と挨拶をかわす私のそばから当時の連れ合いが僕たち別れますからと公演スケジュールを押さえるがごとく全員にきちきちと報告した

なんでいま言うか
私は不本意な気がしたが同意の笑顔をふりまいていた


はじめます!
自分で号令をかけ平石君は何もない平面に現れると梯子のようなものに昇る仕草を始めたがすぐに
まちがえました!もう一回やりなおします!と急いで引っ込み 
また出てきて何かに登るようなことから始まり あとはわけのわからない独り言が続きナニかから落ちた仕草があり全体30分ほどたつと 
おわります!と頭を下げた

そこでこちらは終わったんだと安堵した


その芝居にみんながどんな反応をしたか忘れたがおざなりではない拍手がおこりケチをつけるものはいなかった


若い意欲をかったのかもしれない
高揚した平石君の肩を交互にたたき

さあ帰ろうという段になって

駐車場の奥に停めた大型トラックがぬかるみにはまって動かないと駆けもどってきた者がいた


この芝居に間に合わせるため旅公演の帰りに直通で馳せ参じた劇団のトラックだった



そこにいた劇団員十人ほどがいっせいに飛び出した


外は激しい雨で風が吹き荒れているなか必死でかけあう大きな声が雷のあいまに聞こえた
ガラスごしにゆらめく人影はずぶ濡れになりながら笑っていたように見えた




40年も前のこと





思い出すとゆらめくトラックはなぜか船になる


嵐のある日
乗り合わせた船の光景となり


つまらない想いを蹴散らしていく




















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おみくじ




ー失せものー






ものにかくれて出ず

















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誰かが云った






戦後に生まれ戦前に死ぬ
























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しあわせ







きょうは爆撃がない






















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よろしくね




ぼくはサーカスにいた熊






出番はなかったけどね






















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賀正


髪飾り試作品、作りつつ、一応、紅白垂れ流し。
らしくない年越し。

あ! 日が変わって昭和より平成を生きた時間が長くなった。私の計算によれば…
とりたてて
何事もなしお正月
這子

さっ 賀状の返事書こう!






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差別にあらがう歌



かつて奴隷取引の拠点だった米南部サウスカロライナ州チャールストン。
ここで昨年6月、白人至上主義の男に射殺された牧師ら黒人9人の追悼式があった。
大勢の参列者を前に、黒のスーツに身を包んだオバマ大統領が壇上に立った。
力強く進んでいたスピーチが、突然止まった。
沈黙が10秒ほど続いた。
オバマ氏は演台で下を向いていた。
何を言おうとしているのか、
そう思った直後、オバマ氏は伴奏なしで歌い始めた。





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おめでとうございます





息子は渋谷の交差点で年越した







秋田では
「ほじなし」と云う










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大つごもり



悲喜こもごも…なく大つごもり、
黒豆、おなます、煮付け、雑煮の下ごしらえ
初めて初売りのチラシ眺めてエアロバイクを買おうと思う。
ねねの髪飾りを手作り中。
ブラックスワン 映画見た、スゴ、みた?
あ!宝くじの抽選日。10億?って。買ってないが…
寄稿は敷居が高いのよ。近況でいい?
 
風呂は入り、煮付けと漬物を肴に
大つごもりは宵の口。日が変わるころまで
起きていられるかしら。
 
よいお年を♪

(文 律子)









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「異途への出発」宮沢賢治



月の惑みと
巨きな雪の盤とのなかに
あてなくひとり下り立てば
あしもとは軋り
寒冷でまっくろな空虚は
がらんと額に臨んでいる


…楽手たちは蒼ざめて死に
嬰児は水いろのもやにうまれた…

尖った青い燐光が
いちめんそこらの雪を縫って
せはしく浮いたり沈んだり
しんしんと風を集積する

…ああアカシアの黒い列…

みんなに義理をかいてまで
こんや旅だつこのみちも
じつはただしいものでなく
誰のためにもならないのだとわかっていて
それでどうにもならないのだ

…底びかりする水晶天の
一ひら白いひびのあと…


雪が一そうまたたいて
そこらを海よりさびしくする


















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益子焼


今年は古田織部没後400年だった様で、
いつもよりへうげものの器をよく見かけました。
でもやっぱり、民芸の方が好きだな。

成井窯(益子),  素焼きの蓋物


TARO












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落花






つまむとかさこそと枯れシクラメン




移して映して撮したら


妖しい湿気に包まれた










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RITSUKO聖夜




母の容態が良くなくいつどうなるかわからないと覚悟してから1ヶ月たった


母と私は友だちのように生きて暮らしてきたから私だけが笑ってケーキを食べたりしてると母はずるいなあと思ってるにちがいない


もうすぐ死ぬのも自分だけで娘の方はいつも通り生きていくのか
なんてつまらない
とおもったりしてくれるといい


万が一優しい気持ちでこちらの幸せを願ったり想われたりしてたらどうしたものか


真意はどちらかと
意識も反応も見せないボケた母の魂をのぞくのが怖くて
もう病院の見舞いには行かないと断言したとき


タノムカラアイニイッテイキテルウチニアッテキテ


というお節介メールがきた





逆の立場だったら


いいよ いかなくて
と肯定して理解したつもりになるだろう

だが
タノムカラ


ひりひりする気持ち

わたしになりかわって転んだ傷を痛がってる
そのヒリヒリだ









ともだちのなかの上級だな


いつか私も特別なお節介を返したいと思ってる




















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文集発送しました






11月にもう花が開いて終わりだからと値引きされた百合が最後の蕾を留めています


それが薔薇のときもありました






命のじかんは容赦なく断たれますが


理屈にあわない余興も時に見せてくれます













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同じ窓のおなじ時刻で景色が変わる
つかの間の変幻だ





相手がひとである場合


さまざまな景色を
こちらが見逃しているのかもしれない、




性懲りもなく
展開するあたらしいなにかを。

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クオリティ







なんど見ても聞いても腑に落ちるものには



秘する花がある








丹精こめた




次回は納得したい



















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クオリティ






夕方
今回はじめてシアターに来られたお客さまの感想が届いた


小雨にぬれながら
それを伝えに来てくれた常連の方と話がはずんだ






あの一本の百合は香りをなくしたが



影は手品のようだ









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それでは また半年後





熱い魂をもって






                                    (月代)






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雪の朝


行き暮れだけの群雀


風人








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メタクシュ饗応の図定点撮影




それぞれの性を背負い、岩手山の懐に集う。背負って登るか、降ろして座るか…乾杯♪

                                                              (りつこ)




 

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母の寝ていた部屋には

ホトケ親族写真を飾った仏壇代わりの箪笥

古びて捨てれない玩具

使わない衣類 まだ食べない乾物

アルバムの山 大型書籍

などなどがあっち向きこっち向き雑然と置いてあり


畳は傷んでぬけるとこをアツベニ敷いて誤魔化し


窓からのすきま風にカーテンが常にゆれてるにかかわらず


暗い空気が止まって長居できない雰囲気である




そこに今


猫と娘が具合の良くない簡易ベッドをそのままに寝るようになった



あまりに好評なので
猫をたよりに横になってみると



パラダイス…


この心地よさはなに



天井にふわりと甘く温かなものがあり
それに包まれて眠るかんじ

わたしの解説に


わかるぅ まさにそれ!


娘の声がきらきら躍った













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黒の子猫は別室に居るから


この部屋のソファーにもぐった黒い尻尾はダレだとなった



歴代の猫にあてはまるモノはなく



見まちがえかとソレがミエる娘を疑ったが


いや アノコかもしれない

外風呂のフタに乗って暖をとっていた小さな子



姉妹の猫でエサをあげていたが その小さいほうだ


寒くなってさあこれからどうすると悩んでいた矢先 車に轢かれた



残った姉猫は家に入れた






ついて来た黒シッポ


これからいっしょに冬を過ごす











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子ども部屋がないまま 子どもは大人になった


手狭な貸家に生き物がふえると 家財の配置は変わり 食卓の席替えがおきる


初めて窓と向き合う席で 

冬の時間に見惚れた



引き続き サルトルから

「自由とは 自由であるべく 不自由になること」


ほしいものは そこにある














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犬二匹に猫二匹が加わった



折りあいがつかず
大騒動である




「地獄とは他人のこと」


これはサルトルの名言




他者との関係こそが難しい



そこに天国も介在しているからだろう











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これは模写



よくできたねとほめてあげたい




ここから先へは独りでいかなくてはならない













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窓のある



暮らしを選び



ここにいる












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雪渡り

まあこのそらの雲の量と


























まあこのそらの雲の量と
きみのおもひとどっちが多い
その複雑なきみの表情を見ては
ふくろふでさえ遁げてしまふ
清貧と豪奢はいっしょに来ない

複雑な表情を雲のやうに湛へながら
かれたすゞめのかたびらをふんで、
さういふふうに行ったり来たりするのも
たしかに一度はいいことだな
どんより曇って
そして西から風がふいて
松の梢はざあざあ鳴り
鋸の歯もりんりん鳴る

きみ 鋸は楽器のうちにあったかな

清貧と豪奢とは両立せず
いい芸術と恋の勝利は一緒に来ない
労働運動の首領にもなりたし
あのお嬢さんとも
行末永く付き合ひたい
そいつはとてもできないぜ



宮沢賢治








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5月メタクシュ始まりました


 




三重丸のテーマに沿った作品集まりました

今回の裏テーマはどうやら花のようです

とても素敵な空間と芝居でお待ちしております



メタクシュ お茶会シアター





















ブレヒト原作「セチュアンの善人」

19日(金)  19時〜
20(土) 21日(日)  14時〜



鳥のさえずり 沢の音  木々の深呼吸

劇場 三重まる


















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メタクシュの会 展示





















三重まるが集まりました。

16日(火)から始まります。









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三重まる























こんにちは


きみの瞳も


星祭り













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Kへ























鉄格子


移ル季節ノ


花アルカ







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三重まる





























君はだれ?











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この木は桜






























五分咲きです










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三重まる






























人の生は「見えない事態、語られない言葉、現わせない言動、飛び出さない衝動」に

満ちている



田中泯
















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春のメタクシュ




















5月16日からXXIメタクシュの会展示が始まります

お茶会シアターは
   19日(金) 19時〜
   20日(土) 21(日) 14時〜

今回のDMはTaro作
チラシは美術部のブログでRitsukoが載せてます

参加者もふえて三重まるが美味しそうです









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竹原ピストル
























積み重ねてきたもので戦うな


積み重ねてきたものと戦え














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隣人


























春の雪

畑に揃う異国びと











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⚪︎⚪︎⚪︎





















住むは澄む

ブッチャケカスミ

澄むに棲む















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⚪︎⚪︎⚪︎



























かたちを追う友人がいる



言葉は閉じられ
開かれるなにか

美しいとおもう



演劇でも閉じて伝わるコトがあり


それをめざす夢のような実験を試みている

















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⚪︎⚪︎⚪︎

































新聞は手触り


猫も手触り


乾いた薪 湿った薪


自分の右手に触れる自分の左手


左手に触れる右手








雪を乗せた夜にも触れてみる





















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逆鱗





















日々  踊っています

今日からこの曲














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⚪︎⚪︎⚪︎























小寒

−10度になりました。











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⚪︎⚪︎⚪︎

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あけましておめでとうございます





































春になるまでコッコッコ



















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⚪︎⚪︎⚪︎



































野良猫にペットボトルの湯タンポ

お待たせしました!

しがみついてる眠る姿

どうか朝まで冷めないように!




寒くなければ
明日を生きれる


















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⚪︎⚪︎⚪︎








































塩麹のつぎは甘麹をつくりましょう



とろりとした夢の伝達






















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⚪︎⚪︎⚪︎

















瓶のなかに好きなものをつめこんで

のぞきこむと



うきよばなれした雪がふっている























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僕はここにすわって一人の詩人を読んでいる。
ホールには大勢の人々がいるが、ちっともそんな気配は感じられない。
大勢の人間はみな書物の中にいるのだ。
ときどき、書物のページの中で彼らは動く。
眠っている人間が、二つの夢の間を寝返りするみたいだ。
読書する人々の中に座っているのは心が楽しい。
なぜ人間はいつもこのようであってくれぬのだろう。
誰かのそばへ行って、ちょっと肩に手を置いても、相手はそれに気づかない。
椅子から立ち上がり側に、隣の人とぶつかって、詫び言をいっても、
ただ相手は声のする方を向いて頷くだけだ。
頭がこちらを向いても、目はなんにも見ていない。
そんな人間の髪は眠っている人の髪のようにたいへん優しい。
僕は楽しい。
僕はここに座って、一人の詩人を持っているのだ。


リルケ『マルテの手記』




















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ちょりさんのお花は12月に入っても鮮やかです







メタクシュの風景動画は月代さんが奮闘中

もうしばらくお待ちください





本日のオススメはこちら

http://toyokeizai.net/articles/-/147753














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終わってみれば





























たがいにさりげなく敬意をはらいあい、自分の世界をしっかりと保っていました。

相手のためになにかをしてあげるなんてことはなく、

わかりあおうともしなければ、気にいられようともしませんでした。

こういうのも、居心地よくいっしょにすごす、ひとつの方法ではないでしょうか。



トーべ・ヤンソン 『ムーミン』


















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第20回メタクシュ

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やむにやまれぬ
















いよいよ今週となりました。

タイトルの響きそのまま切なる背景を感じる作品が集まりました。

こちらへ向かわれる方、遠くから想いを届けてくださる方、
それぞれの出逢いを楽しみにしております。

























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やむにやまれぬ





DM遅くなりました。

まもなく発送いたします。

どうぞよろしく。












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熱意

 ひたすらに狙う。

 祭りのひととき。

 あの日の思い出。

 

Nikon F6+AF-S Nikkor 50mm F1.4G
フジ スペリア400 プレミアム

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秋へ

 彩る衣装も秋に倣う。

 

 遠野まつり 一日市南部ばやし

 Nikon F6+AI AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
 フジ スペリア400 プレミアム

 

 小川琢磨

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畳が傷んで
 
 
ビニールの薄べりを敷いた
 
それもほつれ枯草のようになった
 
 
 
 
時はつつましく稼ぐ
 
 
 
 
 
 
 
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HOME





















母が家を離れて一年になる 

入れ代わりに猫がきた 


母と猫は面識がない 

ときおりあいさつを交わしている















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やむにやまれぬ夢




メタクシュの会にも何度か足を運んでいただいて縁のある大和田さんが
いよいよ夢の実現に向けて頑張っています。












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イリュージョン






















ことばの過食、つまみ食いをやめて

しばし断食。





すると静かな思考が立ち上がるらしい















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空気感

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やむにやまれなくて・・・

 秋からまたもモノクロ印画紙の値上げ。

 仕方なく、値上げ前に買い溜め。

 

 10年前は大カビネはひと箱1500円程度だったが、幾度も繰り返された値上げ。

 それが、今度の値上げで4000円近くになると思う。

 四つ切なんか、5000円超えるだろうな。

 

 それでもなお。

 

 

 フィルムで撮ることを。

 自家暗室でプリントすることを。

 諦めない。

 

 

 やむにやまれず。

 

 撮るということはやはり、そういうことになる。

 

 

 

 小川琢磨

 

  Nikon SP + W-Nikkor 2.8cm F3.5
 ネオパン100アクロス

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なにごとも
















































シンプルでなければいけない

「裏の空き地に囲いが出来たね」

「へえ(塀)」

裏の空き地なんぞ要らない

「囲いが出来たね」

「へえ」


これでいいんです



立川談志
















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やむにやまれず・・・・

 アパートの廊下、天井から蜘蛛の巣にかかり絶命した蛙が一匹ぶら下がって、もう数日経つ。

 

 まるでモズのハヤニエのように、主の蜘蛛は食べずにいる。

 

 果ててなおも、その自慢の脚は思いのほか長く、蛙であることを主張し続けるその姿、通るたびに目を止める。

 

 小川琢磨

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松川二十五菩薩像






















残欠の

風を捉えて

ソリチュード















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ひかれて

 町角にて。

 

 ツァイス コンテッサ35

 フジ プロビア100F

 

 小川琢磨

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 隔てるもの。

 

 山形県酒田市

 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2

 フジ ネオパン400プレスト

 

 小川琢磨

 

 

 

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 誰が見るのか。

 誰も見なくとも、見られてはいる。

 

 山形県酒田市

 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2

 フジ ネオパン400プレスト 小川琢磨

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港定景

 漁船を見ると、ホッとする。

 漁船を見ると、ホッとする。

 港の片隅にて。

 

 山形県酒田市

 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2

 フジ ネオパン400プレスト 小川琢磨

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入り口

 朽ち行く定めと向かい合い。
 
 山形県酒田市
 Nikon SP + W-NIKKOR 3.5cm F1.8
 フジ ネオパン400プレスト
   
                   小川琢磨

 

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気配

 
 
 それはガラス戸の向こう。
 
 山形県酒田市
 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2
 フジ ネオパン400プレスト
                  小川琢磨

日影


 白を求めて、黒を得る。
 Nikon SP + NIKKOR-H 5cm F2
 フジ ネオパン400プレスト
    小川琢磨
 
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やむにやまれぬ





















光の粉をまぶしたように
フランスの丘という丘が
淡いオレンジに輝いているのは
ポールセザンヌのせいである

破戒なのか革命なのか
関節のゴツゴツした音は
たまげた構図の中で休む
エゴンシーレは誰なのか

一人ぼっちは絵描きになる
一人ぼっちは絵描きになる

むろん正気などではありはせぬ
赤いガランス内なるデカダン
村山槐多 思いし夜は
何ためらうことなく殘酷になる

覚悟などとるに足らぬのだ
いつか君に励まされた
長谷川利行 さみしかないか
今日のメシはさみしかないか

一人ぼっちは絵描きになる
一人ぼっちは絵描きになる

確かなものなぞ何ひとつない
人とて詮ない肉片なり
フランシスベーコンはるかなりけり
いつかおぼろげなハグをした

軽きに空をちぎって見せる
パウルグレーの欲深き指は
甘美な鳥の爪跡か
名も無き民の暗号か

一人ぼっちは絵描きになる
一人ぼっちは絵描きになる

台風が好きだった
黄色いパレット カタカタ鳴らせば
越年の雪の小窓で揺れる
関根正二あなたでしたか





友川カズキ
「一人ぼっちは絵描きになる」














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メタクシュ


42年ぶりに再会した同級生には


ゆっくり紐をほどいて名刺を渡す


こういうことをやってるの

じゃ金持ちだな



だって趣味でやれてんだから













はずれであり

正解である















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湿気

ツァイス コンテッサ35
 プロビア100F
 飯森山公園
小川琢磨
 
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次元





















ときどき目をつぶって触れる















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気層























灰いろはがねのそらの環
あゝ いとしく思ふものが
そのままどこへ行ってしまったかわからないことが
なんといふいいことだろう…



風のながれと眠りによって
みんな一緒に酸化されまた還元される



宮沢賢治















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第19回メタクシュ


















暑い中、遠方からもおいでいただきありがとうございました。


会場風景、芝居の動画は編集中ですので
もうしばらくお待ちください。


三日間の芝居の後、恒例のお茶会で楽しく語らい、
では秋のメタクシュでとお別れの時、皆さんの笑顔が眩しかったです。











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本日最終日




最終練習風景




撮影 里舘






詠む


 語るのではなく。
 つまりは、残すこと。

Nikon SP + NIKKOR-S・C 5cm F1.4
フジ ネオパン400 プレスト
吉里吉里海岸(2015.7撮影)
小川琢磨
  
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jazz



















プラス能の幽幻


意表をつく作風です












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角館平福百穂美術館で写真展






















内藤忠行さんの桜です




















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木は倒れ


開拓悲話に


昼の月
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 時を経しとも、残り輝くこと。

 Mamiya7Ⅱ + N65mm F4L
 ベルビア100
 栃木県那須町芦野
   小川琢磨
 
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花いちもんめ



















のら猫を

くるんで終わる

母の服











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 そよぎ、なびくこと。

 Mamiya7Ⅱ + N150mm F4.5L
 ベルビア50
 栃木県那須町芦野
    小川琢磨
 
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断片



シェークスピアの「真夏の夜の夢」は音楽も出演者が奏でるという演出だった。

音楽担当はドイツの指揮者コンクールで優勝した新進気鋭の音楽家だが、最近生まれた赤ん坊の話など気さくに雑談をしてすぐに打ち解けた。

いざ今日は音楽の練習となり、どんなプランでこの壮大な戯曲を彩どるのか、与えられた楽曲楽器を短期間でこなせるのか、期待と不安の待ち受けるなか彼はよく見慣れた楽器を取りだした。

この僕が作った曲をぜんぶ縦笛でやります。
歌もあります。



縦笛って…



それ学校の音楽で使ってるやつ?

それで、音、
聞こえますか?


当時1000人ホールでもマイクはいっさい使わない。



はい 新鮮です!
自分たちの音楽だから それでいいのです!


指揮者は終始にこやかに嬉しくたまらないといった顔でわずかな質問に答えた後、自ら縦笛を吹いてみせた。








作るという基本を教わったのだとおもう。















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福寿草


咲きました




黄色は春の最初の色です


















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 つまりは、いきること。

 ゼンザブロニカEC + NIKKOR-D 40mm F4
 ネオパン アクロス
 茨城県結城市



小川琢磨







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詠む





時の流れとその語り部たちへ。

 ゼンザブロニカEC + NIKKOR-D 40mm F4
 ネオパン アクロス
 茨城県結城市


小川 琢磨











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秘事




手の気から

オーラの色を見ようと試みてるうち

テディベアの気はどれほどかと

いかにも愛いっぱいの子を暗闇にひっぱりこみ
その手を持ち上げた

するとすぐ

ビーム光線のような気が一直線に伸びた

すげっ愛だっ 

わたしのモヤモヤ気とは格がちがう





人体解剖の実習から帰ってきた娘に


気ってなんだ!どこから出る?
習ってきたか?と聞くが


気ねえ~
そうねえ~


歌うように通りすぎていった















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読む

シニカルなあいつ
でも
気さくに話しかけてくれた
本にサインしてくれた
 
めずらしくミーハーな私
 
この日は24日だったけど・・・
            
      古い乙女  りつこ
 
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青二才


呼ばれたさきの


月 火花


















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読む





このカップで60℃珈琲を飲むと
安い粉がワルツになります


これ19世紀仏アンティークカップ!
見せびらかしたとたん

ブリュロ!

と名を当てたのはtaroさん



ブリュくち
と読んでた私は


taroさんに優雅にお辞儀いたします










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詠む




平石君が演劇界で快挙をとげる前のこと

ひとり芝居を演じるから来てくださいと声をかけられ小さな公民館の一室にでかけた


旧知の面々と挨拶をかわす私のそばから当時の連れ合いが僕たち別れますからと公演スケジュールを押さえるがごとく全員にきちきちと報告した

なんでいま言うか
私は不本意な気がしたが同意の笑顔をふりまいていた


はじめます!
自分で号令をかけ平石君は何もない平面に現れると梯子のようなものに昇る仕草を始めたがすぐに
まちがえました!もう一回やりなおします!と急いで引っ込み 
また出てきて何かに登るようなことから始まり あとはわけのわからない独り言が続きナニかから落ちた仕草があり全体30分ほどたつと 
おわります!と頭を下げた

そこでこちらは終わったんだと安堵した


その芝居にみんながどんな反応をしたか忘れたがおざなりではない拍手がおこりケチをつけるものはいなかった


若い意欲をかったのかもしれない
高揚した平石君の肩を交互にたたき

さあ帰ろうという段になって

駐車場の奥に停めた大型トラックがぬかるみにはまって動かないと駆けもどってきた者がいた


この芝居に間に合わせるため旅公演の帰りに直通で馳せ参じた劇団のトラックだった



そこにいた劇団員十人ほどがいっせいに飛び出した


外は激しい雨で風が吹き荒れているなか必死でかけあう大きな声が雷のあいまに聞こえた
ガラスごしにゆらめく人影はずぶ濡れになりながら笑っていたように見えた




40年も前のこと





思い出すとゆらめくトラックはなぜか船になる


嵐のある日
乗り合わせた船の光景となり


つまらない想いを蹴散らしていく




















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おみくじ




ー失せものー






ものにかくれて出ず

















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誰かが云った






戦後に生まれ戦前に死ぬ
























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しあわせ







きょうは爆撃がない






















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よろしくね




ぼくはサーカスにいた熊






出番はなかったけどね






















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賀正


髪飾り試作品、作りつつ、一応、紅白垂れ流し。
らしくない年越し。

あ! 日が変わって昭和より平成を生きた時間が長くなった。私の計算によれば…
とりたてて
何事もなしお正月
這子

さっ 賀状の返事書こう!






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差別にあらがう歌



かつて奴隷取引の拠点だった米南部サウスカロライナ州チャールストン。
ここで昨年6月、白人至上主義の男に射殺された牧師ら黒人9人の追悼式があった。
大勢の参列者を前に、黒のスーツに身を包んだオバマ大統領が壇上に立った。
力強く進んでいたスピーチが、突然止まった。
沈黙が10秒ほど続いた。
オバマ氏は演台で下を向いていた。
何を言おうとしているのか、
そう思った直後、オバマ氏は伴奏なしで歌い始めた。





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おめでとうございます





息子は渋谷の交差点で年越した







秋田では
「ほじなし」と云う










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大つごもり



悲喜こもごも…なく大つごもり、
黒豆、おなます、煮付け、雑煮の下ごしらえ
初めて初売りのチラシ眺めてエアロバイクを買おうと思う。
ねねの髪飾りを手作り中。
ブラックスワン 映画見た、スゴ、みた?
あ!宝くじの抽選日。10億?って。買ってないが…
寄稿は敷居が高いのよ。近況でいい?
 
風呂は入り、煮付けと漬物を肴に
大つごもりは宵の口。日が変わるころまで
起きていられるかしら。
 
よいお年を♪

(文 律子)









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「異途への出発」宮沢賢治



月の惑みと
巨きな雪の盤とのなかに
あてなくひとり下り立てば
あしもとは軋り
寒冷でまっくろな空虚は
がらんと額に臨んでいる


…楽手たちは蒼ざめて死に
嬰児は水いろのもやにうまれた…

尖った青い燐光が
いちめんそこらの雪を縫って
せはしく浮いたり沈んだり
しんしんと風を集積する

…ああアカシアの黒い列…

みんなに義理をかいてまで
こんや旅だつこのみちも
じつはただしいものでなく
誰のためにもならないのだとわかっていて
それでどうにもならないのだ

…底びかりする水晶天の
一ひら白いひびのあと…


雪が一そうまたたいて
そこらを海よりさびしくする


















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益子焼


今年は古田織部没後400年だった様で、
いつもよりへうげものの器をよく見かけました。
でもやっぱり、民芸の方が好きだな。

成井窯(益子),  素焼きの蓋物


TARO












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落花






つまむとかさこそと枯れシクラメン




移して映して撮したら


妖しい湿気に包まれた










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RITSUKO聖夜




母の容態が良くなくいつどうなるかわからないと覚悟してから1ヶ月たった


母と私は友だちのように生きて暮らしてきたから私だけが笑ってケーキを食べたりしてると母はずるいなあと思ってるにちがいない


もうすぐ死ぬのも自分だけで娘の方はいつも通り生きていくのか
なんてつまらない
とおもったりしてくれるといい


万が一優しい気持ちでこちらの幸せを願ったり想われたりしてたらどうしたものか


真意はどちらかと
意識も反応も見せないボケた母の魂をのぞくのが怖くて
もう病院の見舞いには行かないと断言したとき


タノムカラアイニイッテイキテルウチニアッテキテ


というお節介メールがきた





逆の立場だったら


いいよ いかなくて
と肯定して理解したつもりになるだろう

だが
タノムカラ


ひりひりする気持ち

わたしになりかわって転んだ傷を痛がってる
そのヒリヒリだ









ともだちのなかの上級だな


いつか私も特別なお節介を返したいと思ってる




















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文集発送しました






11月にもう花が開いて終わりだからと値引きされた百合が最後の蕾を留めています


それが薔薇のときもありました






命のじかんは容赦なく断たれますが


理屈にあわない余興も時に見せてくれます













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同じ窓のおなじ時刻で景色が変わる
つかの間の変幻だ





相手がひとである場合


さまざまな景色を
こちらが見逃しているのかもしれない、




性懲りもなく
展開するあたらしいなにかを。

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クオリティ







なんど見ても聞いても腑に落ちるものには



秘する花がある








丹精こめた




次回は納得したい



















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クオリティ






夕方
今回はじめてシアターに来られたお客さまの感想が届いた


小雨にぬれながら
それを伝えに来てくれた常連の方と話がはずんだ






あの一本の百合は香りをなくしたが



影は手品のようだ









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それでは また半年後





熱い魂をもって






                                    (月代)






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雪の朝


行き暮れだけの群雀


風人








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メタクシュ饗応の図定点撮影




それぞれの性を背負い、岩手山の懐に集う。背負って登るか、降ろして座るか…乾杯♪

                                                              (りつこ)




 

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母の寝ていた部屋には

ホトケ親族写真を飾った仏壇代わりの箪笥

古びて捨てれない玩具

使わない衣類 まだ食べない乾物

アルバムの山 大型書籍

などなどがあっち向きこっち向き雑然と置いてあり


畳は傷んでぬけるとこをアツベニ敷いて誤魔化し


窓からのすきま風にカーテンが常にゆれてるにかかわらず


暗い空気が止まって長居できない雰囲気である




そこに今


猫と娘が具合の良くない簡易ベッドをそのままに寝るようになった



あまりに好評なので
猫をたよりに横になってみると



パラダイス…


この心地よさはなに



天井にふわりと甘く温かなものがあり
それに包まれて眠るかんじ

わたしの解説に


わかるぅ まさにそれ!


娘の声がきらきら躍った













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黒の子猫は別室に居るから


この部屋のソファーにもぐった黒い尻尾はダレだとなった



歴代の猫にあてはまるモノはなく



見まちがえかとソレがミエる娘を疑ったが


いや アノコかもしれない

外風呂のフタに乗って暖をとっていた小さな子



姉妹の猫でエサをあげていたが その小さいほうだ


寒くなってさあこれからどうすると悩んでいた矢先 車に轢かれた



残った姉猫は家に入れた






ついて来た黒シッポ


これからいっしょに冬を過ごす











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子ども部屋がないまま 子どもは大人になった


手狭な貸家に生き物がふえると 家財の配置は変わり 食卓の席替えがおきる


初めて窓と向き合う席で 

冬の時間に見惚れた



引き続き サルトルから

「自由とは 自由であるべく 不自由になること」


ほしいものは そこにある














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犬二匹に猫二匹が加わった



折りあいがつかず
大騒動である




「地獄とは他人のこと」


これはサルトルの名言




他者との関係こそが難しい



そこに天国も介在しているからだろう











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これは模写



よくできたねとほめてあげたい




ここから先へは独りでいかなくてはならない













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窓のある



暮らしを選び



ここにいる












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