「それさえあれば、うっかり自分の足元にある暗い淵をのぞきこんだとしても、戻ってこれるだろう。」 





わたしうなづいた






木皿泉「昨夜のカレー、明日のパン」








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コメント: 5
  • #1

    月代 (日曜日, 23 8月 2015 01:33)

    “それ”を見つけられる難しさと喜び

  • #2

    月代 (日曜日, 23 8月 2015 10:43)

    いや “それ”さえあれば戻ってこれるんだ
    暗い淵の底を覗いても
    もう一歩 踏み込むことができるということか

  • #3

    月代 (月曜日, 24 8月 2015)

    両足に突き刺す槍のような揺るぎなさを
    子供の頃嗅いだねぎぼうずを切った匂いを
    オレンジに染まった空に思い浮かべたあの人の悲しい顔を


  • #4

    月蓮 (火曜日, 25 8月 2015 15:15)



    木があれば 生きていけると何度かおもった

    なぜだかわからない



    ずっとむかし

    わたしは木に

    救われていたのだとおもう









  • #5

    月代 (火曜日, 25 8月 2015 20:43)


    右手には月

    背中には大樹の影



    いつもよりそい ずっとまもっている