母の寝ていた部屋には

ホトケ親族写真を飾った仏壇代わりの箪笥

古びて捨てれない玩具

使わない衣類 まだ食べない乾物

アルバムの山 大型書籍

などなどがあっち向きこっち向き雑然と置いてあり


畳は傷んでぬけるとこをアツベニ敷いて誤魔化し


窓からのすきま風にカーテンが常にゆれてるにかかわらず


暗い空気が止まって長居できない雰囲気である




そこに今


猫と娘が具合の良くない簡易ベッドをそのままに寝るようになった



あまりに好評なので
猫をたよりに横になってみると



パラダイス…


この心地よさはなに



天井にふわりと甘く温かなものがあり
それに包まれて眠るかんじ

わたしの解説に


わかるぅ まさにそれ!


娘の声がきらきら躍った