終わってみれば





























たがいにさりげなく敬意をはらいあい、自分の世界をしっかりと保っていました。

相手のためになにかをしてあげるなんてことはなく、

わかりあおうともしなければ、気にいられようともしませんでした。

こういうのも、居心地よくいっしょにすごす、ひとつの方法ではないでしょうか。



トーべ・ヤンソン 『ムーミン』